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「就活」の社会史
著者名:難波功士

2019-06-29 垣花司(p.n.カッキー)さん 沖縄県
平成元年生まれの私が読むと、シューカツの歴史はあまりにも遠い出来事のように思えた。同じ平成でも私の知る平成シューカツは2010年代の事であり、リーマンショックもあって就職氷河期とまで言われた。シューカツに身を置いていた際は、時代を俯瞰してみるという気持ちはなく、就職した身ではシューカツは終わった出来事であった。しかし、この本によって、就活の動向は経済や時代を反映していることが読み取れた。元号が令和になったいま、令和版「大学は出たけれど」がどのように変化するのか、注目したい。

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