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ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
伊勢佐木町探偵ブルース
著者名:東川 篤哉

2019-08-15 森村圭佑さん 埼玉県
著者の作品には大金持ちが出てくるケースが多く、なんとなくそれが好きだ。この作品の中では一般庶民の探偵と、そんな大金持ちの刑事が、複雑ではあるが家族になるという設定が面白かった。お互いの関係を周囲の人間にバレないようにする様も面白かったし、事件を解決するにつれ、だんだんとお互いのことを信頼していくのもよかった。日常の会話はコメディタッチで、それでいて事件のトリックは本格的な著者の特徴でもある作風が存分に発揮されていた。また、主人公がタバコを吸おうとするたびに、この後、何か展開が起こる表現もわかりやすく、程よく身構えて読むことが出来た。とても面白い作品だった。

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