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ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
無実の君が裁かれる理由
著者名:友井羊

2019-09-01 すけまるさん 千葉県
優等生のような良書だと思いました。
話の展開がスムーズでかつワクワクさせてくれます。
また、文体も優しく、分かりやすくとても読みやすかったです。
伏線の張り方も巧く、どう繋がるのかということと、ここでそう来たかという驚きも味わえます。
冤罪を主題とおり、人間関係も複雑でワケありなのですが、
陰鬱な雰囲気は感じられず、
かといって軽いノリかというとそうでもない。
絶妙な空気感で物語は進んでいきます。
冤罪は日常の中に突然誰にでも襲ってくるということを認識できましたし、また、逆に誰かを糾弾することは相応のリスクを
背負わなくてはならないことも再認識させられました。
冤罪被害は、当人だけでなく周りの人間にも影響し、
生活を一変させてしまうんだということを学びました。
また、作中ではパスタの描写がちょくちょく出てくるのですが、大変美味しそうで、読んでいると食べたくなります。
とてもいい本をありがとうございます。

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