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新書
永田鉄山と昭和陸軍
著者名:岩井秀一郎

2019-11-14 しょーさん 大阪府
永田鉄山に焦点を絞ることで、日本陸軍組織そのものの形骸化が顕著にできた作品でした。組織でありながら議論による主張よりも、感情的な解決や排斥といったテロに近い強硬派が数多くおり、およそ合理性にかける統治機能に、シビリアンコントロールの重要性を再認識できる書です。しかしながら、永田鉄山個人にフォーカスして「戦争が止められるか」といった探求については、無理がありましたね。戦争はそもそも個人のコントロールで抑えれるものではないことを彼の暗殺によって立証したのですから。とは言えとても学びになり楽しく拝読いたしました。

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