書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
新書
ヒトラーの経済政策
著者名:武田知弘

2009-10-28 守山敬さん 千葉県
「ヒトラー」と聞いただけで、悪のイメージしか浮かばないのは自然なことだと思います。1945年以降の歴史が悪のみを伝えたからです。しかし、隠された歴史は驚くべきものでした。

失業問題、労働者の保護
現在も、問題となっている課題をヒトラーは数年で解決へ進めました。これだけを知っただけでも今の政治家が学ぶことは大きいと思います。多額の予算を組んでも、一部の人にしかお金は回らず、本当に困っている人は放置されたまま。労働者は人ではなく、物として扱われ、企業が潤っているときも安価で働かせ、滞ったら切る。
これが、民主主義を掲げる日本です。この国が、果たしてヒトラーを全面的に批判できるでしょうか。ユダヤ人の犠牲は忘れてはならないことです。だからこそ、その裏を知ることが今、必要となっていると思います。


戻る