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不動産で知る日本のこれから
著者名:牧野 知弘

2020-05-10 わたるさん 神奈川県
この本は、不動産を見ることで、不動産に関する購買行動の在り方や、どのように自分の住まいを決定していくか、また、これからの街、人の考え方がどのように変わっていくかを知ることができる。私が特に印象に残ったのは、第5章「街間格差」の部分である。この部分では、社会問題の少子高齢化、核家族化が進行、また、テレワークの推進により、「駅チカ」「都市近郊」という不動産自体に対する評価基準よりも、「街」に対する評価基準に変わる部分に共感をした。現在、社会問題と同時に、新型コロナウイルスの拡大によって、企業のテレワークがどんどん推進されている。この有事が起こり、これからのことを考えたら、今までの山の手線沿線の住みたい駅ランキングよりも、住みたい街ランキングが人々に重視され、需要が生まれるのだろうと思った。これからは地方創生も含め、全国に社員が点在するような会社、また、それにあった生活が生まれるだろうと感じた。

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