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 | 文芸書(文庫を除く) ヒポクラテスの試練 著者名:中山 七里 | 
 | 2020-08-21 telesa-aneさん 鹿児島県 「ヒポクラテス」シリーズは初めて読みました。読むのは早いほうではありませんが,朝から始めて夕方には読み終えました。これから買い物に行きます。
光崎・南条の両教授の傍若無人ぶりや,そこに所田・渡瀬も加えたおじさんカルテットの腹黒さ,手の内の探り合い,また交渉術など勉強になりました。と,今書いて,改めて思いましたが,随分「人との交渉」の多い作品ですよね。いやがる相手にしゃべらせる方法など参考になります。
キャシー先生の珍妙なことわざ・慣用句にも笑わせられました。「背負ったシスターに教えられる」は傑作だと思います。
でも何より,読後に重く心にのしかかるのは,都議たちの行為の醜悪さと,世界にあまねく存在するヘイトの問題です。人種的多様性と言いながら差別はやっぱり存在する。これが世界の常態だとまず認めることが第一歩なのでしょうか。私がヒポクラテスなら都議たちは助けないかもしれません。ペギョンの気持ちが分かるからです。
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