2020-11-06 前田登紀子さん 神奈川県 今年のNHK大河ドラマに関係している本で、母が「読みたいから買って来て」というので購入しました。私も母の次に読み、当時に思いをはせ、男性だけでなく女性たちの側からも歴史を読み解くことによって厚みのある時代に感じられました。どうしても、表舞台に立って目立っていたのが男性たちで、まるで男性だけが歴史上生きていたかのような扱われ方が多い中、女性たちに視線を向け、いろいろな資料を基に、女たちの人生を調べ上げられていました。悲しいかな、女性たちは影が薄いことが多く本当の名前すらよく分からない方も多かった。けれども、この世は男性だけでは成り立たず、女性あっての世界です。記録には残らずとも、しっかり、確かに存在した方々だったはず。むしろ男性より必死におのが「生」を感じて生きたことでしょう。そんなふうに感じました。
(p139に「信長と信孝の位牌・・・」という文面がありますが、「信長と信忠の・・・」ではありませんか?ちょっと気になりました。)
[編集部からのコメント] ご指摘ありがとうございます。4刷にて修正予定でございます。 |  |
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