ジャンル・タイトル・著者名
新書
女たちの本能寺
著者名:楠戸 義昭
2020-12-10 小雪さん 東京都
戦国の世、戦っていたのは男性だけではないことは承知していたつもりですが、本書を読んで、改めて女性たちの戦いを感じました。過酷な運命に流された印象は勿論ありますが、自分が置かれた立場を理解し、その役割を果たす姿勢には、受け身ではない強い意志と美しさを感じます。62頁の「正室とは何か」の項の冒頭は、本書の中で私が最も腑に落ちた部分です。
膨大な資料を踏まえての内容なので、正直読み易さはありませんでしたが、読み応えがありました。