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一般書籍(小説を除く)
エコノ・グローバリスト(12) ドル亡き後の世界
著者名:副島隆彦

2009-12-01 戎次郎さん 神奈川県
バブル崩壊後続く金融ファッショを暴く痛快なノンフィクションだ。
世界の金融資本や政府の動きが不可解だ、おかしい、理不尽だと日ごろ感じていても、一般人にはデータや情報がないので腹立たしくストレスがたまるが、この本を読んで爽快感を味わった。しかし、マスコミやこれまでの政界・金融界の主役に反発する側に立つ人達の反響が少ないのは何故だろう。それは、殆どの人達は過激な行動や発言を好まないからなのか。これらの人々の奮起を望みたい。今まさに日本では、国家予算の仕訳作業が終わった。ドルの世界と比較すれば舞台が小さいが、ばっさりやって明るい透明な政治に変革してほしいものだ。
ただ、IASBを国債会計基準理事会と訳したり(180頁)、時価会計を間違っていると断じたり(182頁)すると、知識の適格さを疑う人も出てこよう。
IASBは国際会計基準審議会が正当な日本語。時価会計は極めてコンサーバティブな会計基準で、原価主義より健全であることは常識である。この点は残念だ。


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