ジャンル・タイトル・著者名
小説(文庫を除く)
ランチ酒
著者名:原田 ひ香
2021-01-01 おあげさん 三重県
見守り人の祥子と依頼人たちの薄いとも濃いとも言い難い不思議な夜の時間がいい。元夫や元夫と暮らす一人娘との交流に祥子が一喜一憂するたび、彼女を見守る友人たちが差し伸べる手もやさしくあたたかい。
相手に伝えたくても伝えられなかった思いや、日々の生活の中でうまれる悲喜こもごも・・・そんなものを美味しいランチ酒とともに呑み込んで、消化していく。店を出たあと、しっかり前を向いて歩いていこうとする祥子の姿にとても共感した。