|
 | 文芸書(文庫を除く) 羊は安らかに草を食み 著者名:宇佐美 まこと | 
 | 2021-02-21 あやかさん 愛媛県 書店でなんとなくページをめくってみると、主人公が私の祖母と同世代(祖母は満84歳)だったこと、認知症で記憶が消えていく中でも消えない記憶の謎を解き明かすという内容に惹かれました。一気に読み終えました。読み始めたのが夜だったのですが、過去の経験の描写が生々しく、特に中国で忠一さんが突き刺した女性のお腹から赤ちゃんが出てきた場面は怖かった…。それとは別におばあちゃん3人でのやりとりではほっこりでき、松山市在住の私は、松山を訪れてくれて嬉しかったです。外国人が浴衣を着て歩いているのは本当に見慣れた光景でしたが、確かに戦中戦後の人が見たら『日本人から奪った浴衣を着た敵』に見えたかも。。ずっと、佳代さんは亡くなっていて会えないのだろうと想像していたのですが、まさか再会できるとは!泣きました。そして、そこからのまさかのサスペンス劇場!戦争の話で辛かった気持ちが読み終えた時にはスッキリ爽快。佳代さん、まあさんの経験同様、ジェットコースターのように感情が動く1冊でした。
|  |
|