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 | 文芸書(文庫を除く) ゴールデンタイムの消費期限 著者名:斜線堂 有紀 | 
 | 2021-02-27 沖原夕さん 東京都 私はもう世間的には大人ですが、子どもがこの作品を読んだらどう思うのだろう、というのが一番気になりました。
小さいころはただ好きだったもの。そこにいつしか「才能」という神様にも悪魔にもなるものが憑りつき、気づいたらそのもの自体を憎んでしまった、という話はよくあると思います。
これは、そうした子どもたちの「未来の選択肢」を描いた作品だと受け取りました。人の世はどうしても「好き」だけでは生きていけないようにできていて、理不尽です。でもこの小説が、今この世に生き、もがき苦しむ「天才」たちに寄り添ってくれることを、陰ながら祈っております。
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