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 | 文芸書(文庫を除く) ママナラナイ 著者名:井上 荒野 | 
 | 2021-03-22 Nagisaさん 東京都 40代の私には共感出来る箇所がいくつも出てきた。
ダイヤモンドウォーターと信じるのは、自分の身体の変化や不安をファンタジーや神聖な事に置き換えるのは、自分が特別な存在と信じていた幼い日々を思い起こした。
人生の節目を迎えた人たちのそれぞれの迷いや一時のママナラナイ瞬間。それはまるで十人十色の綱渡りを見ているようで、危うさに次はどうなるのかとヒヤヒヤしたり、その勇気にエールを送りたくなったり、おバカな子にこれだから男子は微笑ましく感じたり。
落ちるか落ちないのか、いっときも目が離せないまま1編を読み終えると、手にじっとりと汗をかいていたのは、私が綱渡りをしていたのではないのかと思うほどだ。
初めて読んだ井上荒野さんの作品でしたが、ぜひ他の作品も手にして汗を握りしめたいと思います。
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