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 | 文芸書(文庫を除く) 風狂の空 平賀源内が愛した天才絵師 著者名:城野 隆 | 
 | 2009-12-19 大塚 實さん 群馬県 時代小説を読む楽しさは歴史上よく知られた人物を小説といった媒体をとおして身近に感じる事が出来る点にある。一方、あまり知られていない人物を掘り起こし、その意外なる業績、人物像を知ることが出来るのもサプライズな楽しみである。
平賀源内にその画才を認められたがゆえに自ら想像し得なかった人生を歩むこととなった秋田藩角館の佐竹北家に仕える小野田直武。源内との出会いから日本最初の西洋解剖医学書である「解体新書」の表紙絵、人体解剖図をいかにして描くにいたったか。その後の二人の何ともやりきれない悲しい結末。二人を取り巻く人々、時代背景をとおして見事なまでに生き生きと描かれている。人間味溢れる源内を見ることが出来るのもうれしい。
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