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ジャンル・タイトル・著者名
祥伝社文庫
秘録 帝銀事件
著者名:森川哲郎

2009-12-26 tabe2008さん 北海道
裁判員制度がはじまり、本書は裁判員に任命された者が読まなければならない必須の書である。足利事件、布川事件と再審が開始されている。警察・検察の恣意的な自白と証拠づくりに対し、何が真実かを明らかにしていく作業は、甚大な労苦が求められる。疑わしきは罰せず、秘密の暴露のない自白は、無罪裁判の鉄則である。帝銀事件の再審は、私たちにとって戦後の民主主義をもう一歩前進させていく重要な課題である。本書が世代を超えて、より広く読まれることを期待する。

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