書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
新書
不安の哲学
著者名:岸見 一郎

2021-08-25 花咲 百さん 京都府
2月にメンタルのバランスを崩し、4月からは別の部署で働くことになった。一番酷かった時を思えば随分と心に活気が戻ってきたのだが、ふとした瞬間に不安がじわじわと滲み出てくる。そんな時、ふらっと立ち寄った本屋で、何となく惹かれて、手に取った。「人の価値は生きていることにある」「一度きりの人生なのだから、自分の好きに生きていいのであり、人の期待を満たすために生きているのではない」私は自分の人生を、何かに、誰かに、任せてしまっていたのかもしれない。自分の好きに生きていいのに。はっとさせられた。もう一度自分の人生を、自分で生きていきたいと思う。

戻る