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「宇宙戦艦ヤマト」の真実
著者名:豊田有恒

2021-12-05 さゆりさん 大阪府
原子力に関する記述が圧巻。その部分だけで本を手に取った意味はあったと思った。
日本の原発はGE製が最初だったことの知識はあってもその背景を初めて知ったし、東日本大震災のときフランスから防護服の提供打診があったことは知っていてもその数の根拠が一個師団分とまでは気付かなかった。
自分は文系で典型的な科学オンチだけど、そんな私でも理解できるヤマトの科学設定の話がわんさか。西崎某に関する話も多いが科学の人のせいか全然嫌味に感じない、事実なんだろうと思わせた。ヤマトファンの人の反応は違うかもしれないけど。
松本零士の艦橋描写の話も興味深かった。やはりヤマトは船でなければならなかった(人気が出なかった)と思う。松本零士原案説に一票。
物知りおじさんに色々教えてもらう小僧の気分を味わえた。


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