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警察官僚 0.2%未満のキャリアの生態
著者名:古野まほろ

2022-04-11 内海 晋さん 埼玉県
「0.2%」との副題から、巨大組織におけるキャリアの特異な役回りが解説されているのかと思い手に取ったが、中央官庁での宮仕えの実態描写が中心で、やや期待外れ。海上保安庁に攻め込んだエピソードは興味深かったので、こうした話題がもう少し欲しかった。ただ、警察庁に限らず霞が関における官僚の生態をここまで詳しく記述した作品は他に例を見ないと思われるので、その方面の資料としては貴重。まえがきにある通り、将来における20世紀末から21世紀初めにかけての行政史研究の一次史料となるのではないか。

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