2022-11-28 やまときさん 北海道 受験戦争を潜り抜け、多くの時間と費用をかけて入学する大学について、私たちはよく知らない。なぜこんなにも、大学をありがたがっていたのだろうか。本書はまず、大学の裏側で動く教授陣の力学や世間とは乖離した価値観に絶望するところから始まる。続いて、筆者が感じた疑問から具体的な改革案の紹介と、希望を与えてくれる。学生だった当時の自分は大学進学以外の選択肢を知らなかったが、この本を読了した今なら無理して現状の大学に通うかは疑わしい。少なくとも産まれたばかりの我が子には、18歳になる前にこの本を紹介したいと思った。
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