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 | 新書 マルクス・アウレリウス「自省録」を読む 著者名:岸見 一郎 | 
 | 2023-03-12 じゅんさん 奈良県 アウレリウスの『自省録』について解説している本を探していた時に本書に出会いました。本書の中で、アウレリウスが生と死は善悪無記のものと考えていることに対し、著者がこれには同意できないと記述されていたところが印象に残りました。アウレリウスの考えでは生きることに価値がなく悪である場合もあることになってしまう、そうではなく誰でも生きているだけで価値がある、と著者は言います。生きてさえいてくれればそれだけでありがたい。親の看病や介護をされてきた著者の思いが伝わってきます。
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