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 | 新書 どうする財源 貨幣論で読み解く税と財政の仕組み 著者名:中野剛志 | 
 | 2023-04-06 都濃信造さん 山口県 ”税は財源ではない”という認識は、日本政府の経済運営上最も重要である。そしてこの論拠になっているのが信用創造だ。著者は信用創造を絡めながら資本主義の仕組みをわかりやすく解き明かす。「政府の財源」は「政府の需要」(=公共需要)つまり政府支出そのものが財源であり、国家の供給能力を超えない限り支出可能という。従って、喫緊の課題である国防費や少子化対策費においても財源問題はない。この国家存亡の危機にありながら財政破綻論に怯え財政健全化に固執している政府は是非とも正しい貨幣観を持って国民を守っていただきたい。最後に「税とは政府の財源を確保するための手段ではなく、その反対に、政府支出の財源(貨幣)を消滅させるための手段だということ」この認識は実にインパクトがある。
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