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 | 新書 どうする財源 貨幣論で読み解く税と財政の仕組み 著者名:中野剛志 | 
 | 2023-06-01 佐藤哲哉さん 大分県 防衛力の財源として、国民の自覚を促すためにもある程度は税金に頼るのもありなどと考えておりましたが、著者の分かりやすい説明によって、完全に意見が変わりました。資本主義における政府は債務を負って貨幣(財源)を生み出すという原理に目を開かされました。有限の実物資源利用の可能性(のみ)を制約としつつ政府は信用創造に努めなければならない。なんと明快な現実認識でしょう。歳出と歳入のバランスという封建制度的なゼロサム思考は正に現在日本を支配する天動説。多くの学者、政治家、官僚、マスコミはこの天動説に従いこの30年間の日本の生きる力を喪失させてきました。そして、今なお天動説流布に躍起としています。
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