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 | 一般書籍(小説を除く) 海を渡る国際人 桓武天皇の謎 著者名:小林惠子 | 
 | 2010-02-04 岡將男さん 岡山県 小林さんの作品では、日本史を世界史として見るという視点が貫徹されている。聖徳太子が突厥の達頭だとの説を最初に知ったときには、私も驚いたけど、それ以後の著作で次々出される新説は、非常に魅力的である。道鏡が帝位を狙えたのはなぜか、などはすっきりした感じがある。
日食などの記述をすべて何かの暗示だととらえるのは、現代の我々からは違和感も感じないではないが、今回の桓武天皇についても、東北地方の蝦夷の反乱というものが、実は吐蕃の侵入だったという説など、可能性の高いものだと思う。今後遺跡の発掘調査で証明されてくる可能性もあると期待している。考古学の世界で、邪馬台国を大和だという説が強まっているのさえ、色あせてしまわせる威力をもった著作である。
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