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アイヒマンと日本人
著者名:山崎 雅弘

2023-08-17 水野豊さん 大阪府
 ユダヤ人に対する組織的大虐殺が、どの様に計画され実行されて行ったのかが、良く分かった。特に「ヴァンゼー会議」と言う出来事を知ったのは、初めてであった。
 アイヒマンの生涯もよく知ることができた。捕らえられたのが何故にアルゼンチンだったのかも、知ることが出来た。
 彼の裁判を通じて、彼の様な立場にある人間は、個人としての責任は大事だが,それにも増して人間としての倫理にもとずいた判断が、要求され、場合により必要によっては、異議を申し立てたり抗議の声を上げたりすることの大事さを再確認した。

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