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古典と歩く大人の京都
著者名:適菜 収

2023-10-20 箸尾香織さん 大阪府
苟に「日に新たな古典」ですね!
古典原文と訳文を並べた軸に絡ませる著者の心の多種多様なよしなしごとに吹き出してしまいましたっ。
京都の落ち着いた瑞々しい苔や植栽や石畳、彩り豊かな紅葉に御仏の厳かさ、神々の美しさも目に浮かびます。
小学生の頃、ネクラだった私は紫式部が心の友でした。
今でも勝手に心の友になってもらってますが、年を経て彼女の鋭さ用意周到さに益々勉強させられています。
清少納言の健気な空元気も一生懸命さも愛おしく、昔はオジサンだった兼好法師の嫌味も風刺も口癖になってしまったり。
古典はやはり素晴らしいです!

追伸
P.77、4行目「付きも」⇒「月も」
p.127、11行目「いはみなはやく」⇒「いはなみはやく」
ではないでしょうか?

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