ジャンル・タイトル・著者名
新書
アイヒマンと日本人
著者名:山崎 雅弘
2024-08-12 読書とアーセナルが生きがいさん 静岡県
アイヒマンの行ったことは悪魔にしかなし得ないものであるが、その動機は平凡であり、誰しもが持ち得るものである。また、「悪魔」という言葉で表現することにより、一般人とは隔絶した存在としてアイヒマンを見ることになり、この歴史を教訓とすることができなくなってしまう。自分は公務員であるが、公務員に限らず組織に属する人間は必ず「内なるアイヒマン」と闘う場面がやってくる。その闘いに備えるためにこの本は必読である。