書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
新書
動乱期を生きる
著者名:内田 樹/山崎雅弘

2025-06-20 銭湯すばるさん 大阪府
本書93ページの内田樹氏のお話で、「管理と創造は食い合わせが悪い」について、私も本当にそう思います。
昨今、高等教育の目標が人や資源の管理者の育成に偏重しているように感じますが、管理者ばかり増やしても、何かを作る(造る・創る)人を育てないことには、社会はちっとも面白くならないと思います。
そんな大層な「創造」でなくても、何かを作りたい人、作ることに喜びを感じる人は、きっとたくさんいるはずなのに、今はそれが仕事として成り立たないのはなぜだろうか…、などと感じました。
人の喜びは創造にこそあり、管理からは生まれないだろうなと、本書を読んで思いました。

戻る