2025-09-12 岩崎充益さん 東京都 秋谷は救われるのではないかと読み進んでいた。事の顛末を弁解すればできたはずだ、しかし、彼は切腹の覚悟は揺らぐことはなかった。のうのうと地位に安住し自分の命を第一に考え行く抜く兵右衛門とは対照的である、兵右衛門は生き延び、家老の座は守られたが、いずれ自分の命も狙われることをわかっている。限られた生をどう生きるか、この二人の生き様は対照的である。彼らの生き様の裏に村民の目がある。村民の目は欺くことができない。どこかの県知事のように、学歴詐称の事実を突き詰められても、自分の地位に固執する姿は醜い。蜩が突然泣き始め秋谷の切腹を知る。音があり美しい情景がある。この世を去ると決まっている私もその日までいかに生きるか考えさせられた。
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