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一般書籍(小説を除く)
失われたミカドの秘紋
著者名:加治将一

2010-08-14 ドラ娘さん 神奈川県
書店で本のタイトルを見た時、ついに皇室ネタというタブーを書いた作家が現れた!とビックリしたのですが、やはりまだまだ皇室ネタはタブーだけに、物語風に書くしか無く、そこがちょっとガッカリしました。
でも、内容はかなり核心に迫っていて、私が勉強してきた歴史、聖書の理解と近いものがあり、大変うれしく思いました。

私はギリシャ正教(オーソドックス)信者です。
オーソドックスは限りなくユダヤ教に近いキリスト教で、3世紀までの伝承を未だに守っています。
エチオピアの友人を通して、オーソドックスを知ったので、私は他のオーソドックス信者とは違い、ユダヤ教も理解し、アムハラ語(エチオピアの共通語で、ヘブライ語とアラム語が混ざったもの)や、ヘブライ語に興味があります。
漢字が聖書から出来たという説も、大変おもしろく感じました。
神道とユダヤ教の共通点は、もともと自分もそう思っていたので、理解できましたが、中国史の詳細な調べにはとても関心しました。

物語的には、友人の死から始まるのに、その犯人が明らかにされない点等、まだまだモヤモヤする事が残りますが、これは物語風にせざるを得なかった、限りなくドキュメントに近い内容だと思いました。

次回作も期待しております。

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