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徳川家康の江戸プロジェクト

2020オリンピック・
パラリンピックを控えた東京。
「家康が建てた江戸」に
何を学べるか

● 利根川の流れを曲げた大工事の秘密
● 江戸か、ベネチアか――水の都誕生
● 明暦の大火で焼け落ちた江戸城の天守閣。
  それは何色だったのか
● 伊奈忠次、後藤庄三郎――家康の人材活用術
● なぜ江戸には「旧市街」がないのか?
● 家康の江戸を歩く
  ①関宿城博物館
  ②東京都水道歴史館
  ③日本銀行と貨幣博物館
  ④関口大洗堰
● ドラマ撮影現場訪問記

(本書の内容から)

祥伝社文庫
ISBN978-4-396-34474-0
定価:本体860円+税

家康、江戸を建てる

関東には、
のぞみがある──
究極の天下人が
描いた未来絵図とは?

TVドラマ化決定!

「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた……。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!

〈 祥伝社文庫 〉

祥伝社文庫
ISBN978-4-396-34474-0
定価:本体860円+税

〈 四六判 〉

ISBN978-4-396-63486-5
定価:本体1,800円+税

著者:門井慶喜(かどいよしのぶ)

1971年、群馬県生まれ。栃木県育ち。同志社大学文学部卒(日本史専攻)。
2003年に「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞。
2015年『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補に。
2016年『家康、江戸を建てる』(本書)が第155回直木賞候補となる。
同年『マジカル・ヒストリー・ツアー』で
第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。
2018年『銀河鉄道の父』で、第158回直木賞を受賞。

本読みのプロたちも激賞!

逆境に負けず挑戦を続けた 家康と家臣の物語は、 閉塞感に苦しむ現代人への希望!!

文芸評論家末國善己
(『朝日新聞』3月13日)

何ともいえぬ快作である。

文芸評論家縄田一男
(『週刊新潮』3月17日号)

巨大都市"江戸"の誕生を活写した傑作。 家康の壮大なビジョンと技術者の努力が、 現在の東京に続く都市を造り出した!!

文芸評論家細谷正充
(『週刊現代』3月19日号)

石垣やお濠…など、 江戸の雰囲気を味わいに皇居周辺に すぐに行きたくなりました。

ブックスオオトリ 山口華子さん

難攻不落の大工事を前に 不屈の精神で挑む熟練工たちを 誇りにおもわずにはいられない。

萬松堂 中山英さん

斬新な、都市建設という視点で 描かれた小説で大変良かった。

ジュンク堂書店 三宮店 三瓶ひとみさん

昨今、類を見ない良作である。 職人たちの心情を丁寧に描きながら、 立体的に江戸がつくられてゆく様を、 感じさせてくれる。

虎ノ門書房 田町店 根本隆仁さん

前代未聞の江戸の街づくりは 常識を打ち破るスケールとアイデアと パワーに満ちていた。

三省堂書店 有楽町店 内田剛さん