SHODENSHA

吹けよ風呼べよ嵐 伊東 潤

剛腕の歴史小説旗手が放つ
川中島合戦!
義を貫いてこそ―
上杉謙信と武田信玄が鎬を削る北信濃の地で、
若武者須田満親が、才を磨き、戦塵を駆け抜ける!

ISBN 978-4-396-63489-6
定価:本体1,700+税

徹底的な現地取材を基に描く新たな合戦像!

時は戦国、あまたの武将ひしめく北信濃の地。甲斐の武田晴信(信玄)は、今川・北条と盟を結びつつ野望の眼を北に向けた。北信の盟主村上義清に忠義を尽くす須田家の後継満親と、従兄にして刎頸の友でもある須田庶家の信正。川中島に所領を持つ二人の若者は悩み、葛藤する。道は二つ、裏切ってでも生き残りを策すべきか、滅ぼうとも義を貫くか。やがて武田の脅威に抗しきれなくなった時、満親は越後の長尾景虎(上杉謙信)に支援を請う使者に立った……。

著者:伊東(いとう)(じゅん)

1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『国を蹴った男』(講談社)で第34回吉川英治文学新人賞を、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)を、『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「本屋が選ぶ時代小説大賞2013」を受賞。最新刊に『天下人の茶』。

書店員さんからも絶賛の声、声、声!