人の歩く道は多々あれど、人の生きる道はないに等しい昨今、正に"生きる道"を教示してやまないすばらしい作品です。心よりの感銘を受けました。
(76歳女性 東京都)
蜩の声の中に凛と生きる秋谷の様子が心にしみてきました。不平をいわずに懸命に人生を全うしたいと思い読み終えました。
(66歳女性 秋田県)
久々に良き小説がでてヨカッタ。心晴れる思い。
この本、多くの人に読まれ度し。
(75歳男性 富山県)
文章が洗練されていて、爽やかで智的でとても読み易く心惹かれながら読み了えた。
(82歳女性 北海道)
心に静かな感動が広がる作品でした。涙が止まりませんでした。
(54歳女性 東京都)
軽い気で手に取ったが、これは、腰据えて読むべき、と買ってしまった。
哀しくはあるが光明を残す良い読後感。
(66歳男性 群馬県)
悪と正義の立場は異なっても、最終的には人間の矜持のありようを見事に描き切っている。不透明な今を生きる自分の心の導きの星となるすばらしい作品だ。
(46歳男性 茨城県)
重く暗い物語だと思い読み始めましたが感動しました。多くを語らず清廉な主人公、彼を慕う村人達、その生き様に心惹かれる若侍、心温まる家族愛…。殺伐としていた私の心も優しくなった気がします。
(60歳女性 福岡県)
秋谷の生き様に、冬のきりりとした青空を体内に吸い込んだような清々しさを覚えました。
(48歳女性 愛知県)
凛とした武士の強さと、運命を否定することなく、ひたむきに人を思いやる秋谷の姿に、心うたれました。最後の一字まで やさしい気持ちのまま読めました。ありがとうございました。
(62歳女性 宮城県)
源吉少年のけなげさ、郁太郎の武士の子としての行動に涙し、秋谷の凛とした生き方に心をうたれました。 藤沢周平の再来かと今後がたのしみです。
(73歳男性 秋田県)
私は三ヶ月前に最愛の夫を癌で亡くしました。
温い心のまっすぐな人望の厚い人でした。この本の主人公戸田秋谷の清冽で潔い人となりと夫の生き様が見事に重なり感動で涙が止まりませんでした。お蔭様で心が静まりました。
(69歳女性 千葉県)
何年振りでしょうか。本を読み終えて、こんなにも切なく、清々しい気持ちで胸がいっぱいになったのは…。
この歳で少し遅いけれど、私も「人間としてまっとうな生き方」を心にかみしめて、生きていきたいと思いました。
(48歳女性 群馬県)
今現代では感じられない命の使い方や人生の生き方を感じることができました。
私はまだ人生が始まったばかりですが、自分に自信・誇りを持てる人生にしたいです。
(13歳女性 埼玉県)
秋谷様の生き様、控え目な家族愛、美しい四季、酔いしれました。
(52歳主婦 神奈川県)
悲劇を悲劇に終らせず、毅然として生きる登場人物達に、心より拍手を送り度く思います。
(77歳女性 神奈川県)
人は、このように生きていけば、命を大事にそして後悔なく終えるであろうと思いました。
(55歳女性 福岡県)
人生はそれぞれに、この世をいとおしんで生きてきくべきだ、との著者の強い思いが慶仙和尚の言葉を借りて語られる終盤は、人間の生き様を示し、切なくも圧巻。正に感動の時代小説である
(71歳男性 三重県)
「凛と生きる」が私の信条でしたが七十才を超えてからはそれも辛くなってきた昨今でしたが、力を貰いました。最後は涙が止まりませんでした。
(73歳女性 奈良県)
「年に一度、読み返す本」に加えて、読み続けます。
(66歳男性 福岡県)
兄の部屋から勝手に持ち出し読んだ「蜩ノ記」。
初めは時代小説という事で難しいかなと思っていました。しかし読んでいく程、手が止まらなくなる物語でした。
小説で泣いた事のない私でしたが、最後は勝手に涙がでてきました。
(14歳女性 広島県)
癌闘病後、自宅で逝った夫と秋谷が重なりました。
刻々と死に近づく日々の中、身辺整理をし、回りの者を気遣い、終わりの刻まで自分で決断したのは夫の美学です。感泣しました。
(63歳女性 神奈川県)
読み終って涙が止まりませんでした。これから長い人生を歩む若い人々に是非おすすめしたい。
(91歳女性 福岡県)
欺瞞に満ち溢れる世に生きているからこそ、清廉に生きた人間の生きざまに心をふるわせる幅が膨れ上がり涙が止まらないのでしょう。
(66歳女性 埼玉県)
正座して読みたいような格調高さと、寝ながら読める気軽さを兼ね備えていて、一気に読んでしまいました。
情景描写がすばらしく自分の頭の中で、映像化して楽しみました。
「本物の小説」に出会えてよかったです。
(62歳女性 神奈川県)
秋谷、源吉、庄三郎、郁太郎―。
それぞれの人物の思い、そして、その大きな覚悟に感動しました。死を目前とした時、自分はどうするか、考えました。
(14歳男性 埼玉県)
夜間家族が寝静まった中で二度・三度涙した。
(77歳男性 兵庫県)
なぜか読後にほのぼのした温かみを感じさせる。混濁したいまの世に投じた一服の清涼剤である。
(72歳男性 神奈川県)
友を思い 人を思い 家族を思う 心に沁みる、人生の教本。
秋谷は、忘れていた「人が人を思う 思いやりの心」を、もう一度、教えてくれた。
(59歳男性 北海道)
人をそっと思い続ける清らかさと切なさ、
人間的な心の重さ…心の奥底に響く作品です。
(68歳女性 神奈川県)
『蜩ノ記』を読み終えた後の心に沁みてくる充実感とすがすがしさは、まさに文学ならではの感動だ。
この作品における人の死という問題は、不条理や保身に屈せずに、いかに生きるかということに他ならない。作者に感謝。
(75歳男性 愛知県)
一人でも多くの日本人に読んで貰いたい小説です。
特に政治家・公務員を目指している若い人に是非読んで欲しいと思います。
(72歳男性 神奈川県)
庄三郎の次のセリフに強く心を打たれ、人が人から学ぶことの素晴らしさを感じました。
「ひとは心の目指すところに向かって生きているのだ。心の向かうところが志であり、…命を絶たれることも恐ろしくはない」
(46歳男性 福島県)
日本男児の真髄を見た。人間愛、家族愛がここにはあった。
私達はいつどこで大切な人との絆を無くしてきたのだろう。
(63歳女性 山形県)
胸の奥にズーンと響きました。
何んと悲しくも清々しい物語。自分を見つめ直す糧にもなりました。
(71歳女性 兵庫県)
私は名だたる賞の受賞作の中で、本書が一番心に沁みました。全てが美文でありながら力のこもった言葉だったと思います。
(15歳女性 大阪府)