野瀬夫妻は、お二人とも公認会計士。
関西の大手監査法人で出会い、4年前に職場結婚しました。
ちなみに、その時お二人が担当していたお仕事が
会計監査、株式公開支援、財務調査、内部統制構築業務学校法人監査……
なんだか、難しくて目が回りそうです……。
それはともかく、節約上手な裕子さんに対し、夫の大樹さんは独身貴族を謳歌していたため、
結婚当初は、お金のことや生活態度などで、ケンカを繰り返していたそうです。
しかし、ある日そんな二人の日常に転機が訪れます。
共通の趣味であるマラソン大会に二人で出場した際、夏の暑い日差しと睡眠不足の影響で、
大樹さんがレースの途中で倒れ、病院に運ばれたのです。
一時は集中治療室に入る深刻な状態で、そのまま1週間ほど入院することになりました。
その日から、お二人は自分たちの将来について考えるようになったといいます。
お二人が深く感じたのは、
「一方が倒れたりすることで、いつ、この生活は破綻するかわからない」ということ。
もし自分が独身だったり、
結婚していてもどちらか一方だけが働いていたとしたら、
収入がゼロになることを実感したそうです。
雇用が不安定なこのご時世、もしかしたら休職の果てにクビ……なんてこともあるかもしれません。
再就職も非常に厳しい時代です。
それに、またいつ二人のどちらかが倒れるかはわかりません。
そうなった時に、自分たちの人生に悔いを残したくない。
そんな思いが、お二人を突き動かしたのです。
これからの人生をどうするか。
どんなことがやりたいか。どんなことを仕事にしたいか。
そのためには二人でいくら稼いだらいいのか。
そのためには何を勉強するべきか。
……病室で、真剣に話し合いを重ねました。
そして、夫婦で人生のリスクを分散し、
協力して目標達成をしていくお二人の体制が完成しました。
その方法が、本書2~6章にあるプロセスなのです。
ご夫婦で達成された目標の具体例はこちら
先日は夫婦で海外にも行かれたりと、充実した毎日を過ごされています。
(そんなお二人に、旅先で容赦なく原稿を読ませたりした、鬼の担当編集者ですが……。
あっ、本書は10月27日発売です)