1969年1月13日島根県生まれ。
90年講談社『アフタヌーン』誌の四季賞に佳作入選。92年『YOUNG HIP』誌巻末連載「あそびにいこうよ」で本格的に活動開始。94年『ヤングジャンプ』新人賞に佳作入選。96年末から97年初めにかけて『日曜日なんか大嫌い』『かみさまお願い』『TAKE THE "A"TRAIN 』の3冊の単行本が続けざまに出版される。大手の集英社、マンガ出版では新興のぶんか社、青年向けアダルトマンガで有名なワニマガジン社とまったく傾向のちがう3社からのほぼ同時期の出版とあって注目を集める。
また96年には女性向けマンガ誌にも作品を発表。結婚出産をはさんで『FEEL YOUNG』(祥伝社)『CUTIE COMIC』(宝島社)などを中心に活躍、現在に至る。サインペンによる一見そっけないラインで、キャラクターのほくろやしわなど身体的特徴を丹念に描写し、少し悲しいなんとなくの日常と曖昧な人間の心のヒダを描く。二児の母。











もっと南Q太



迷える読者のための大きなお世話! 何から読むかエトセトラ。

好奇心旺盛な あらすじ解説&コメント付き!すぐにゲットできるよ。
   
さよなら みどりちゃん

ひとりでいるのが わりとスキ。
優しい恋人がひとりいれば それで十分だと思っていた。
でも、優しい恋人に恵まれなかった場合は?
20歳の女性の生活と感情を淡々と語りかけ、セツセツと染み入る言葉を紡ぎ続ける作品。

■ストーリー
夕張ゆうこ(20歳)は玩具企画会社のOL。彼女が恋するユタカの勧めに従い、夜は近所のスナックでバイトという二重生活を始める。
ユタカには『沖縄にいる彼女・みどりちゃん』がいるが、ゆうことユタカはソレナリに上手く時間を共有している仲。そこへユタカに猛然とアタックする後輩の優希、ゆうこに真剣に想いを寄せる・たろうの姿がちらつきはじめ・・・
”ツカミドコロのないユタカ”とゆうこの関係は、どこへ向かうのだろうか・・

■初出誌
『フィールヤング』1996年9月号〜1997年3月号 











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  立ち読み!

(本体933円+税)
●ゆうこの切ない恋心、これに共感しない女はいないでしょう。
●ラスト・シーンが目に焼き付いて、離れない。
●ユタカのバカヤロー!お前みたいな男に私も泣かされたよ。
●優希みたいな子って、周りに絶対いるタイプ。これもリアルだった。
●たろうっていい奴、でもそういう奴って意外と報われなかったりして(爆)
●タイトルにヤラレタ!読み終わって痛感するうまさに脱帽。

天井の下

私は いまだに 探しつづけているのかな?
暖かいところ、帰れるところ、やさしいところを。
やるせない心を抱いて、今日も『自分を繋ぎとめてくれる港』を求めている彼女達、
もしかしたら自分がソレを希求していることにすら、気づけないままに・・・
言葉にならない苦さをかかえた女性達を見事に描いた「天井の下」シリーズ4話に、短編「さすらい」を収録した、Q太ファン待望の1冊!

■ストーリー
岩城ノブ子、25歳、OL。彼女は朝も、通勤ラッシュも、仕事も嫌い。 彼女が唯一好きなのは自分の部屋、6畳一間のワンルーム。 そんな彼女はときどき、ふらりとひとりで飲みに出かけては・・(第1話)

専業主婦歴4年目の中沢ミチ子、25歳、夫と猫との穏やかな3人(?)暮らし。生活になんの不満もなく、夫の帰りが遅いのをちょっと喜んだり、なんとなく洗濯物をわけてしまうのは、それなりに「幸せな主婦の暮らし」の証だと割り切って考える日々を過ごしているが・・・(第2話)

■初出誌
「天井の下」:『フィールヤング』 1997年12月号、1998年8月号、1999年1月号、1999年3月号
「さすらい」:フィールヤング1998年9月号増刊『Sing Sing Sing』
「あとがき」:描きおろし

 









即ゲット!
チラッと
   立ち読み!

(本体924円+税)
1話●「おっ!」と思える救いのある展開とラストシーンの独白、うまい!
2話●日常の中の倦怠感がリアル。それに猫好きな私には嬉しい展開でしたねぇ〜♪
3話●誰もがもっているクリスマスイブのお話、実感。
4話●高校生の頃の恋心って、痛々しいほど不器用で、涙する。