昇吉さんの小噺+自作解説動画です。

「東大受験の傾向と対策を落語家修行に活かしている」と
精神科医・和田秀樹氏が絶賛した東大初の落語家、話題のデビュー作!

●立川談志師匠に楽屋で言われたひと言
●お茶くみがこんなに大変な仕事だったとは
●プロの落語家は言いわけをしてはいけない
●春風亭昇太師匠から申し渡された「破門三か条」
●売れっ子芸人は、なぜトイレを掃除するのか
●自分の名前を売るには冒険しなければならない

東大を出て官庁、一流企業へ
――それだけが「正解」じゃ面白くないでしょ? 「まえがきと第1章」をお読みいただけます。こちらをクリック!

【著者】

【著者】春風亭昇吉――1979年、岡山県出身。落語芸術協会会員。地元の岡山大学を経て、23歳で東京大学に入学。2006年に第3回全日本学生落語選手権・策伝大賞で優勝。07年、同大学経済学部卒業。卒業直後に春風亭昇太に入門。東大出身初の落語家となる。現在、二つ目。11年、気象予報士の資格を取得。12年、13年と、2年連続でNHK新人演芸大賞でファイナリストに。13年7月、国立演芸場で独演会開催。今、最も注目を集める若手落語家のひとりである。

【目次】

第1章 こうして僕は、落語家になった
●自分で自分の名前をつけるなんて
●弟子入り志願に対する思いがけない返事
●師匠にいきなり嘘をついてしまった
●「お前、東大なんだって?」
●お茶くみがこんなに大変な仕事だったとは
●前座の仕事は三つある
●そのとき、前座が叫んだ
●言い訳はご法度
●極秘・昇吉マニュアル
●初高座の恐ろしいしきたり
●必死になって太鼓を練習した理由

第2章 師匠、一生ついていきます!
●春風亭のほったらかし
●初めての稽古はテープだった
●破門三カ条とは何か
●わざと怒られる
●叱られるのも仕事のうち
●声が出ない! そのとき、師匠から思いがけない指示が
●師匠は名プロデューサー
●自分を売るには冒険しなければならない
●師匠のひと言で始まった気象予報士の勉強
●師匠の誕生日プレゼントに何を贈ればいいのか、という問題
●「毎月、新作落語を一本書け」
●勉強会を続ける理由

第3章 寄席の世界の素晴らしい先輩たち
●たい平師匠に学んだプロ魂
●売れっ子芸人は、なぜトイレを掃除するのか
●談志師匠にツッコミを入れられる
●僕を勧誘してくれたプロの落語家
●金がないからどこまでも歩く
●初めてのワリ 
●大家さん、ありがとう
●馬桜師匠に鍛えられたプロとしての自覚
●志の輔師匠のアドバイス

第4章 職業としての落語家
●居心地が悪かった「就職説明会」
●人生におけるオポチュニティー・コスト
●東大卒・一流企業就職は本当に幸せか
●「落語家になる」と言われた親の反応
●落語界では東大卒は損である
●前座が忙しくなる2つのイベントと、密かな楽しみ
●師匠選び 

第5章 受験勉強よりも大変だった落語の勉強
●頭の中で落語のストーリーを再生する 
●そうだ、東京に行こう 
●ボクシング部から落研に移籍 
●一日十六時間の稽古
●プロの落語家に教わった噺のポイント 
●策伝大賞で優勝 
●「声がいい」のひと言が僕の背中を押した

第6章 東大の忘れられない人たち
●オリエンテーション合宿で東大の洗礼を受ける
●僕が出会ったおかしな東大生 
●人の顔ではなく靴先を見ていた 
●東大キャンパスで最も売れている本とは? 
●学生寮でどんちゃん騒ぎ 
●落語のおかげで東大総長大賞

第7章 「面白い人生」って何だろう
●二ツ目に昇進決定 
●小さなゴールを決めて少しずつステップアップ●勝間和代さんに言われたひと言 
●売れる噺家と売れない噺家の違い 
●「孤独の方がエッグベネディクトよりもまし」●僕は毎日を楽しく過ごせればそれでいい