「傭兵代理店」シリーズとは

「傭兵代理店」シリーズとは、元刑事の傭兵・藤堂浩志が、自らの正義に則り、全世界を股にかけ、現代の矛盾・危機的情勢に立ち向かう、圧巻のアクション巨編である。

国の傭兵たちを陰でサポートする、下北沢の質屋にあった「傭兵代理店」。
日本では防衛省情報本部の特務機関が密かに運営している。そこに登録されているのが、藤堂浩志だ。
彫りの深い顔つき、鋭い目つき、身長176センチで、鍛え上げた体に隙はない。
〝武器を持った奴は死んでいく〟が口癖の彼は、刑事時代、ある一家殺害事件の容疑者として罪を被せられ、一時逮捕されていた。
後に冤罪とわかり釈放されたものの、それを機に、真犯人はフランス外人部隊にいるとの情報から、それを追って彼も入隊し、犯人を捜しながら一流の傭兵として各地を歴戦するようになっていったのである。
その経緯からコードネームを〝リベンジャー〟と名付けられた浩志は、業界では畏怖されるほどの実績を上げていた。
そして、その復讐がなった後も、虐げられた弱者の代わりに、業を背負って戦う、という意味を籠め、そのコードネームのまま、戦い続けているのである。
その姿に感銘を受けた「傭兵代理店」に登録されている他の傭兵からも慕われ、いつしかそんなメンバーたちとともに、世界各地へ派遣され、生死の保証もなく、弱きものの復讐者リベンジャーズとして、巨大国際犯罪組織と対決するようになっていく。
組織壊滅のため、シリア・ヨルダンなど、紛争地帯へ潜入、苛烈な戦闘を繰り広げる傭兵チームたち。
そんな、世界の暗部を赤裸々に暴き、平和ボケした日本人に警鐘を鳴らす、超弩級ハードアクションが、「傭兵代理店」シリーズなのである。