The World of Sohn Won-pyung

本屋大賞翻訳小説部門を席巻!
ソン・ウォンピョン全作品

  • プリズム
  • 他人の家
  • アーモンド
  • 三十の反撃
  • プリズム
  • 他人の家
  • アーモンド
  • 三十の反撃

Line up

プリズム

プリズム矢島暁子 訳

祥伝社/四六判 定価 1,760円(10%税込)
ISBN 978-4-396-63628-9

2023年本屋大賞翻訳小説部門第2位

ひとつの恋が終わると、すぐに次の「愛する人」を見つけてしまうイェジン。「いい人」とよく言われるものの、他人と一定の距離を保つドウォン。離婚した元夫と、不毛な逢瀬を重ねつづけるジェイン。自身を肯定できず、恋愛とは無縁な人生を歩んできたホゲ。心に過去の傷を抱えた四人の男女が、人との出会いを通して自身を見つめ直し、成長してゆく、甘くて苦い大人の恋愛小説。

「普通の恋愛小説とは違うものにしたかった。ナイーブな失敗を重ねて迷いながら成長していこうとする、不安な若さを描きたかった」
――ソン・ウォンピョン

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試し読み増量キャンペーン実施中 他人の家

他人の家吉原育子 訳

祥伝社/四六判 定価 1,870円(10%税込)
ISBN 978-4-396-63638-8

最新刊

彼氏に振られ、職場をクビになり、賃料の値上げによって、今住んでいる部屋からの退去を余儀なくされた、踏んだり蹴ったりのシヨン。部屋探しのアプリで、格安の超優良物件に出会った彼女は即、入居を決める。格安なのには、ある理由があった――(『他人の家』)。表題作ほか、ミステリー、近未来SFから、心震える『アーモンド』の番外編まで――著者の新たな魅力全開の、極上の8編を収録。人間心理の深淵をまっすぐに見つめた、極上の短編集!

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アーモンド

アーモンド矢島暁子 訳

祥伝社/四六判 定価1,760円(10%税込)
ISBN 978-4-396-63568-8

2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位

扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。事件後、ひとりぼっちになったユンジェの前に現れたのは、同級生のゴニ。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく。「怪物」と呼ばれた少年が、愛によって生まれ変わるまでを描いた感動と希望の名作!

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三十の反撃

三十の反撃矢島暁子 訳

祥伝社/四六判 定価 1,760円(10%税込)
ISBN 978-4-396-63612-8

2022年本屋大賞翻訳小説部門第1位

1988年ソウルオリンピックの年に生まれ、三十歳になった非正規社員のキム・ジヘ。88年生まれに一番多い名前「ジヘ」と名付けられた彼女はその名の通り、平凡を絵に描いたような大人になっていく。世の中にも会社にも期待することを諦めていたジヘだが、一癖ある同僚との出会いをきっかけに、社会へ小さな反撃を始める。次第にジヘは自分らしい生き方を模索するように――。すべての人に勇気をくれる傑作!

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Profile

ソン・ウォンピョン Sohn Won-pyung

ソウル生まれ。西江(ソガン)大学で社会学と哲学を学び、韓国映画アカデミーで映画演出を専攻。多数の短編映画の脚本、演出を手掛け、「シネ21映画評論賞」、「科学技術創作文芸・シナリオシノプシス部門」を受賞。2020年には長編映画監督作品『侵入者』(邦題『食われる家族』)が公開された。翻訳者としても活動を始め、2023年2月に『YOU DON’T KNOW WHAT WAR IS』(戦禍を被るウクライナの少女による日記)の韓国語版を刊行。
文壇デビュー作となった長編小説『アーモンド』(2017)は、第10回チャンビ青少年文学賞を受賞。続いて出版された『三十の反撃』(2017)は、第5回済州4・3平和文学賞を受賞している。他に、『プリズム』(2020)、『チューブ』(2022)、児童書『威風堂々キツネの尻尾(1)、(2)、(3)』(2021、2022、2022)がある。
邦訳版『アーモンド』(矢島暁子訳、祥伝社)で2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位を、続く邦訳版『三十の反撃』(矢島暁子訳、祥伝社)で2022年本屋大賞翻訳小説部門第1位を、さらに邦訳版『プリズム』(矢島暁子訳、祥伝社)で2023年本屋大賞翻訳小説部門第2位を受賞。

ⓒ씨네21 오계옥
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本を読む社会を夢見て
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ソン・ウォンピョン
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