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2007年 2月刊・3月刊4月刊6月刊7月刊

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推理小説
影踏み
横山秀夫
ISBN978-4-396-33329-4
消せない“傷”を背負った三人の男女
決して交わることのない魂の行き場――
かつてこれほど切ない犯罪小説があっただろうか。
深夜の稲村(いなむら)家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一(まかべしゅういち)は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた――。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか? 母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った……。(「消息」より)
【著者紹介】
1957年東京生まれ。上毛新聞記者などを経てデビュー。91年『ルパンの消息』で第九回サントリーミステリー大賞佳作、98年「陰の季節」で第五回松本清張賞、2000年に「動機」で第五十三回日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞する。本書は警察小説の旗手が、「ノビ師」と呼ばれる泥棒を主人公に描いた異色の推理サスペンスである。著書に『半落ち』『第三の時効』『クライマーズ・ハイ』等。


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長編推理小説
能登半島殺人事件
西村京太郎
ISBN978-4-396-33330-0
警部最愛の妻、誘拐さる!
動揺する十津川に届いた容赦なき脅迫状!
犯行グループを追って一路能登半島へ!
「あなたに愛想(あいそう)がつきました」帰宅した十津川(とつがわ)警部は愛妻・直子(なおこ)が残した書置(かきおき)を発見、家庭を顧(かえり)みなかった己(おのれ)に煩悶(はんもん)する。ところが、十津川が手掛けている連続殺人事件の容疑者釈放(しゃくほう)を要求する脅迫(きょうはく)状が届いたことで、事態は一転。妻は誘拐(ゆうかい)されていたのだ。彼女の書置に隠された暗号から犯人の居場所を割り出した十津川は能登(のと)半島へと飛ぶ! 名手による傑作推理!
【著者紹介】
1930年、東京生まれ。63年『歪(ゆが)んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を、81年『終着駅(ターミナル)殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞し、トラベルミステリーを中心に推理小説界に不動の地位を築く。2006年には著作が通算400冊を突破、益々精力的に執筆活動を展開している。


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長編推理小説
(ともしび)
森村誠一
ISBN978-4-396-33331-7
棟居刑事が問う家族の絆とは?
とあるバスに乗り合わせたことから、三つの家族の運命が狂い始めた。
家庭内暴力、援助交際といった問題を抱えた三つの家庭。さらに父親が殺害されるなど、それぞれに深刻な災(わざわ)いが降りかかる。まったく無関係に思われた三つの家庭だが、実は半年前に偶然父親たちが同じバスに乗り合わせていた。棟居(むねすえ)刑事がその背景を調べるうち、さらなる巨大な闇が垣間(かいま)見える……。現代の世相を描いて家族の病理と新たな希望を模索(もさく)する傑作推理。
【著者紹介】
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒業後、十年間のホテルマン生活を経て、69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞を、73年、『腐蝕(ふしょく)の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。その後次々と話題作を発表、確固(かっこ)たる地位を築く。本格推理のみならずノンフィクション、時代小説と数多くの作品を発表し続けている。主な著書に『天の白骨』『魔性ホテル』(いずれも祥伝社文庫)など。


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怪奇小説
悪魔のトリル
高橋克彦
ISBN978-4-396-33332-4
高橋克彦の原点
「隠しテーマはすべて“愛”である」
昭和四十年代まで、「衛生博覧会」という見世物があった。ビーカー詰めの奇形動物の死体、さまざまな疾病(しっぺい)の人体模型。その特別室で、わたしはトランクに詰まったバラバラにされた少年の蝋(ろう)人形を見たことがある。本物と見紛(みまが)う、残酷で美しい死体。あれから二十年後、博覧会の老小屋主と再会したわたしが聞いた蝋人形の真相とは……。深い感動を呼ぶ六編の怪奇小説。
【著者紹介】
1947年、盛岡生まれ。早稲田大学卒業後、83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。91年『緋(あか)い記憶』で直木賞、2000年『火怨(かえん)』で吉川英治文学賞などを受賞。本書は、怪奇小説を愛してやまない氏の原点というべき短編集である。著書に『竜の柩』四部作、『霊(たま)の柩』二部作、『高橋克彦の怪談』『倫敦(ロンドン)暗殺塔』(祥伝社文庫)など多数。


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長編サスペンス 書下ろし
潜入刑事(デカ)
覆面捜査
南 英男
ISBN978-4-396-33333-1
不夜城、新宿に蠢(うごめ)く影…
それは単なる麻薬密売ではなかった。恋人を拉致された刑事の単独捜査行!
恋人の由華(ゆか)はどこに? 新宿の歓楽街を、久世隼人(くぜはやと)は蹌踉(そうろう)と歩いていた。警視庁国際捜査課の潜入刑事である彼が新種麻薬の特捜を命じられた途端、由華が何者かに拉致(らち)された。それから三カ月、麻薬の動向を探るうち、コロンビア人、イラン人のバイヤーに突き当たった。さらに核武装を始める北の独裁国の関与が仄(ほの)見えてきたとき、凶弾が久世を襲う。新シリーズ第一弾!
【著者紹介】
1944年、東京生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経てジュニア小説などを執筆する。85年『街に棲む野獣』以降、ハード・サスペンスに取り組む。本書は、激増する外国人の犯罪に対処する警視庁国際捜査課の特捜刑事を主人公に、書下ろした新シリーズの第1弾である。「毒蜜」シリーズ、「囮(おとり)刑事シリーズ」(祥伝社文庫)など著書多数。


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本格痛快ミステリー
天才・龍之介がゆく!
殺意は青列車(ブルートレイン)が乗せて
柄刀 一
ISBN978-4-396-33334-8
有栖川有栖氏のお薦め本
「発想の転換とさりげない伏線の妙技を堪能していただきたい!」
“列車運行表の魔術師”が考え出した行き先・ルート不明のミステリートレインが発車した。しかしその列車が何者かに乗っ取られ、列車の行方すらわからなくなった。犯人の目的は? 龍之介(りゅうのすけ)と従兄弟(いとこ)の光章(みつあき)は、乗客を救うため東奔西走する。さらに光章の恋人長代一美(ながしろかずみ)が犯人一味に捕らえられるという事態に。博覧強記(はくらんきょうき)の龍之介はこの大ピンチをどう切り抜けるのか!?
【著者紹介】
1998年に『3000年の密室』でデビューして以来、「美しい本格」「本格の詩人」と激賞されてきた作風の特徴は、ロマンティシズム溢れるミステリーにある。本作は、“癒(いや)し系”名探偵・天地龍之介が、IQ190の頭脳を駆使して、次から次へと起こる難事件を一刀両断する本格推理の人気シリーズ。1959年、北海道生まれ。


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長編時代小説 書下ろし
剣狼(けんろう)
闇の用心棒
鳥羽 亮
ISBN978-4-396-33335-5
絶体絶命の剣と忍ぶ恋
初めて恐怖を覚えた片桐右京。それは何故か?
「霞落(かすみおと)しを受けて見よ」裂帛(れっぱく)の気合いとともに繰り出される剛剣に、闇の殺し人片桐右京(かたぎりうきょう)は初めて恐怖を覚えた。以来、霞落しを敗る術(すべ)を見いだせず、右京は悶々(もんもん)とした日を送る。そんな右京の異変を案じながら密やかに慕(した)う安田平兵衛(やすだへいべえ)の娘まゆみ。さらに、右京と娘を見守る平兵衛にも強敵が迫る。闇の殺し人としての存亡を賭け、絶体絶命の老刺客が剣を振るう!
【著者紹介】
57歳の刺客が老体にむち打ち、死地へと向かう安田平兵衛の活躍を描く「闇の用心棒」シリーズも本書で四作目。平兵衛と一人娘のまゆみ、まゆみが想いを寄せる若き刺客片桐右京それぞれの切ない思いから目が離せない。剣豪小説の第一人者が描く、人の絆と剣の修羅を堪能していただきたい。1946年、埼玉県生まれ。


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時代小説 書下ろし
恋芽吹き
刀剣目利き神楽坂咲花堂
井川香四郎
ISBN978-4-396-33336-2
蘇(よみがえ)る童女の淡い恋心!
一幅の掛軸に秘められた謎。心の真贋を見極める上条綸太郎事件帖
誰が描いたのか、どんぐりを手にする童女の古びた掛け軸の絵。元の持ち主に返したいと大店(おおだな)の主が神楽坂(かぐらざか)の骨董(こっとう)店咲花堂(さくはなどう)に持ち込んできた。曰(いわ)くありげなその絵に魅(み)せられた上条綸太郎(かみじょうりんたろう)が持ち主探しを始めるや、謎の浪人が背後に迫ってくる。この絵にどんな秘密が隠されているのか? 人の心の真贋(しんがん)を見極める綸太郎が謎に挑む時代人情の傑作。
【著者紹介】
1957年、愛媛県生まれ。中央大学卒。時代小説『露の五郎兵衛』で小説CLUB新人賞を受賞する。その後精力的に執筆を開始。本書は、江戸で骨董(こっとう)店を営む京生まれの上条綸太郎が、奇妙な難事件を快刀乱麻に解決する時代人情小説の第5弾。著書に同シリーズの『秘する花』『御赦免花(ごしゃめんばな)』(いずれも祥伝社文庫)など多数。


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長編時代官能小説 書下ろし
あやかし絵巻
睦月影郎
ISBN978-4-396-33337-9
絶好調・睦月時代小説 新シリーズ発進!
夢か現(うつつ)か?
愛欲の海に漕ぎ出す…
破落戸(ごろつき)に絡(から)まれた旗本の次男坊巽孝二郎(たつみこうじろう)を救ったのは、白粉(おしろい)小町と呼ばれる若い娘だった。彼女は、占いが当たると町娘たちに評判で、なぜか白粉を分厚く塗り込めている。不思議なことに、彼女の言葉通りに行動すると、夢にまで見た欲望が現実になるのだ。やがて、白粉小町の化粧を落とした素顔を知った孝二郎は……。絶好調、睦月時代官能の新シリーズ開始!
【著者紹介】
1956年、神奈川県生まれ。数々の職業を経て、23歳の時に官能作家としてデビュー。『おんな秘帖』で時代官能の第一人者となり、その後も次々と読者を熱くする作品を発表する。作品に『おしのび秘図』『寝みだれ秘図』『おんな曼荼羅(まんだら)』『はじらい曼荼羅』『ふしだら曼荼羅』(祥伝社文庫)など多数。


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