祥伝社文庫

完本 密命 公式サイト

『完本 密命』刊行によせて

『密命 見参! 寒月霞斬り』が世に出たのが十六年前のことだ。巻を数えて二十六巻『晩節 終の一刀』で完結した。この度、通巻して手を入れる機会を得た。密命シリーズは、私にとって、
「時代小説とはなにか」
 ということを勉強させてくれた作品であった。すでに累計で七百万部近く上梓されたものに最終的に手を加え、『完本 密命』として今一度世に問いたい。剣豪小説であると同時に家族それぞれの絆、成長や挫折、喜び哀しみを描写してきた家庭劇だ。核家族になって家族の結びつきが希薄になった現代だからこそ、こんな物語があってもよいのではと思う。

――佐伯泰英

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2017年2月15日(水)発売!

完本 密命 巻之二十
宣告 雪中行
愛情か、非情か――
立ちはだかる父
定価:本体670円+税
ISBN 978-4-396-34292-0

上覧剣術大試合開催を知るや、佐渡を出立して越後に修行の場を移した清之助は、長岡へ向かう途次、討手に追われる姉弟と出会う。彼女らは村上藩の内紛を報せる密書を父に託され、江戸に向かう道中だという。次々に押し寄せる刺客を迎え撃った清之助は、姉弟を江戸に送り届けるべく、策を巡らす。その春、江戸では惣三郎の驚くべき宣言が、一同を当惑させていた!

2017年1月12日(木)発売!

完本 密命 巻之十九
意地 具足武者の怪
親子を巻き込む
新たな時のうねり
定価:本体670円+税
ISBN 978-4-396-34284-5

将軍吉宗お声がかりの鹿狩りに参加し不首尾だった咎で、直参旗本石河常康が切腹した。半年後、亡き石河の臣を名乗る具足武者が、遺恨を含んで惣三郎を襲う。石河はなぜ切腹に至ったのか。その裏には、形ばかりになった武芸の闇が隠されていた。折りも折り、武芸の衰退を憂える吉宗は、清之助の名を挙げ、再び上覧剣術大試合を開催せよと老中水野忠之に命じる。

予告
2017年3月15日発売予定!
完本 密命 巻之二十一 相剋 陸奥巴波
※予告は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。