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2002年 12月刊11月刊10月刊8月刊6月刊4月刊2月刊
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宮大工 千年の知恵
語りつぎたい、日本の心と技と美しさ
松浦昭次
ISBN4-396-31305-5
永六輔氏推薦
古(いにしえ)の大工の技術の高さがよく分る。
この本は一級品です。
もしも五重塔や本堂の「軒(のき)の線」が真っ直ぐな直線だったとしたら、はたしてそれらの建物に美しさをお感じになるでしょうか。伝統的な日本の社寺建築の美しさの根源は、端に近づくにしたがって緩やかに反っていく、華麗な「軒反(のきぞ)り」にあります。そして、昔の大工の知恵と技術が一番詰まっているのも「軒反り」なんです。コンクリートや鉄骨であれば、どんな曲線を作るのも自由自在でしょうが、木を組んで美しい曲線、「軒の反り」を出すにはとても高度な技術が必要になります。(まえがきより)

古典とか、伝統技術は一級品という意味なのです。 永六輔
昔の大工の智恵、技術を知るには、この本は一級品です。
建築のことを知らない素人が読んでも、
昔の大工の技術の高さ、「千年の智恵」というものがよくわかる。
それに、この本とあわせて幸田露伴の名作、『五重塔』を読めば、
社寺・仏閣を見て歩くのがさらに楽しくなります。
古い建物に込められている職人の技術と心意気が、
伝わってくるようになるはずです。
宮大工にかぎらず、今は職人とその技術が
失われるという危機に直面しています。
尺や寸で造られた建物の修理にも、
メートル法を使えという計量法や、
日本の木造建築にそぐわない建築基準法がまかり通っている。
この本でも松浦氏が行政の愚かさを嘆いているけれども、
建築学者達は真摯な姿勢で耳を傾けて欲しいですね。

【著者紹介】
昭和4年(1929年)、静岡県藤枝市生まれ。 17歳で父の跡を継いで宮大工の世界に入り、以後50年以上、全国各地の国宝や重要文化財建造物の保存修理工事に従事する。海住山寺(かいじゅうせんじ)の五重塔(京都)など国宝5ヵ所、法隆寺の山門(奈良)など重要文化財27ヵ所の修理に携わり、文化財専門の最後の宮大工と言われる。平成11年6月、木造建築の大工棟梁としては故西岡常一氏に次いで二人目となる、「技術者の人間国宝」(正式名称は選定保存技術保持者)に認定される。73歳になる現在も、山口県防府市の周防国分寺金堂の改修工事を、棟梁として指揮している。著書に『宮大工千年の「手と技」』(小社刊)がある。


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日本史の旅
太宰府天満宮の謎
菅原道真はなぜ日本人最初の「神」になったのか
高野 澄
ISBN4-396-31306-3
菅原道真公 御神忌千百年大祭
左遷の地で神となって1100年、遺(のこ)された伝説と謎を解読する
学問の神様を祀る福岡・太宰府天満宮。受験生で連日賑わうが、全ては延喜元年(901)、右大臣・菅原道真への左遷人事から始まった。死後、道真はいかにして「神」になったのか? 平清盛や西郷隆盛との意外な関係とは?

天満宮を見つめると、日本の歴史が見えてくる
・菅原道真の左遷の地に、なぜ太宰府が選ばれたのか
・大宰府と太宰府の違い
・「東風(こち)ふかば」の歌が呼びかけた梅の木はどこにあったか
・飛梅伝説が意味するものは何か
・道真の太宰府での日々はどのようなものだったか
・太宰府では、道真は怨霊にならなかった
・人間・道真が「神」になるための画期的な節目とは?
・「渡唐(ととう)天神」とは何か
・明治維新における太宰府天満宮の知られざる役割り

【著者紹介】
1938年、埼玉県生まれ。同志社大学卒業後、立命館大学大学院で近代史を専攻。本書では文献渉猟と独自の史眼に基づき、福岡・太宰府天満宮にまつわるさまざまな謎を、徹底分析している。著書に『熊野三山 七つの謎』『京都の謎』シリーズ(祥伝社黄金文庫)等、多数。


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日本史の旅
日光東照宮 隠された真実
三人の天才が演出した絢爛たる謎
宮元健次
ISBN4-396-31307-1
彼らを知らずに、東照宮は語れない
狩野探幽 平面を立体にした男
天海   家康を神にした陰陽師
小堀遠州 ルネサンスの導入者
本書は、造営にかかわった三人のプロデューサー、狩野探幽(かのうたんゆう)・南光坊天海(なんこうぼうてんかい)、小堀遠州(こぼりえんしゅう)に光をあてるという、従来とは異なる切り口から、東照宮の謎と魅力に迫りたい。あの極彩色にはどんな意図が秘められているのだろうか。(「プロローグ」より)

ここには、誰も知らなかった日光がある
・陽明門はなぜ豪華絢爛なのか
・狩野探幽の野望――絵画作品の立体化
・聖域を守護する五つの色
・家康を宇宙全体の神にした「太陽の道」 ・江戸幕府お抱えの陰陽師・南光坊天海(なんこうぼうてんかい)が意図したもの
・「三猿」が造られた真の狙いとは?
・江戸城・東照宮―南北線六度のずれは何を意味するのか
・東照宮のそこかしこに見られる「黄金分割」とは?
・本社社殿や千人枡形に見られるルネサンス建築の影響

【著者紹介】
1962年生まれ。87年、東京芸術大学大学院美術研究科を修了。現在、龍谷大学国際文化学部助教授。日本各地の歴史的建造物を、徹底した現地取材と文献渉猟に基づき斬新に読み解いている。TV出演、講演活動も精力的に行なう。著書に『桂離宮と日光東照宮―同根の異空間』『江戸の陰陽師』等、多数。


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フランス人の贅沢な節約生活
佐藤絵子
ISBN4-396-31308-X
いま<あるもの>だけでこんなにエレガントに、幸せに暮らせる!
・ワインが残ってしまったら……?
・お気に入りの食器にヒビが入ったら……?
・トラブル肌を自宅でケアしたいときには……?
日・仏両国籍を持つパリジェンヌの「素敵生活」のすすめ
こんなときにも、ケチくさくならない素敵なアイディアが!
・お金を包まないお祝いをしたいとき……
・アイロンかけのいらない洗い方があったら……
・きらきらヘアにするためには……
・床掃除や窓磨き。洗剤を使わないできれいにするには……
・ダイエット中に美味しいものが食べたくなったら……
・タイツを長持ちさせる濯(すす)ぎ方は……
・いらなくなった洋服を捨てるのがしのびなかったら……
・ショッピングでストレス発散したくなったら……
・休日に遠出ができなかったら……

こんな素敵な方法、知っていましたか? 1.「贅沢な節約生活」をスタートさせるまえに 2.「快適でセンスのいい部屋」のための贅沢な節約生活 3.「自分らしいファッション・美容」のための贅沢な節約生活 4.「食を楽しむ」ための贅沢な節約生活 5.「シンプルだけど気持ちが伝わる人づきあい」のための贅沢な節約生活 6.「心が豊かになるアートやバカンス」のための贅沢な節約生活 7.「人に優しくなれるエコロジー・リサイクル」のための贅沢な節約生活 8.「シャープな時間の使い方」のための贅沢な節約生活

【著者紹介】
1968年1月、フランス・パリに生まれる。(父は日本人、母はフランス人)18歳で生まれ育ったパリを離れ、もう一つの故郷である日本にやってくる。東京で8年を過ごしたあと、再び渡仏し、以後パリ在住。 1997年には「誰も見た事のない」をキャッチフレーズに日仏雑誌『minimix』を創刊。編集長として日本とフランスの文化や流行、生活を独自の視点でキャッチ、新時代における日仏コミュニケーションの場を生み出す。雑誌『装苑』『流行通信』『ELLE JAPON ON LINE』やフランスの雑誌でも活躍中。また、パリと東京でコンテンポラリーアートの個展や コンサートを主催する。著書に、『フランス人の贅沢な恋愛生活』。第3段『お金をかけずに贅沢な フランス人の美容生活』が続刊予定。


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そんな紅茶で満足ですか
スリランカの本物の味と香りを楽しむ秘訣
末広美津代
ISBN4-396-31309-8
スリランカ政府紅茶局も納得!
紅茶好きが究めた本当においしい飲み方
紅茶好きにもほどがある!
英国の田舎町で飲んだミルクティ。そのおいしさに驚愕した著者は、紅茶の奥深い世界にのめりこみ、とうとうスリランカの茶園で体当たり修業を決行。本場の紅茶は、味・香り・飲み方、全てが日本とはまるで違っていた!

スリランカ政府紅茶局からの推薦状
末広美津代さんは、スリランカのすべての茶の産地に行き、訪れた茶園は40を超えます。そこでは、紅茶の製造過程やプランテーションで働く人たちの社会福祉についても学んでいます。彼女は紅茶の輸出、貿易、輸送についても実によく知っています。美津代さんはかなりの時間をティーテイスティングユニットやスリランカ政府紅茶局の図書館で過ごしました。 私たちは美津代さんが茶摘から輸出まで、紅茶産業に関する多大の情報を得たと確信しております。また、スリランカ紅茶産業に対する彼女の鋭い視線も、特筆すべき点です。 (原文は、本文6ページをご覧ください)

【著者紹介】
1972年、大分県生まれ。明治大学卒業後、新聞社に勤めるが、「紅茶のプロになる」と一念発起、会社を辞め単身スリランカへ。現地の茶園で修業を積む。現在は日本に戻り紅茶の輸入とインターネット通販、さらに紅茶教室を主宰し、日本人が知らない真のおいしさの普及に精力的に努めている。


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信じる勇気が湧いてくる本
遠藤周作
ISBN4-396-31310-1
苦しい時、辛い時、恋に破れた時、生きるのに疲れた時…
人気作家が贈る人生の言葉
人間の生死や信仰の問題を見つめた純文学からユーモア小説、軽妙なエッセイまで、多彩な執筆活動を続けた人気作家・遠藤周作。遺された作品群には、生きること・信じることが思わず嬉しくなる、珠玉の日本語が満ちている。

辛い時、苦しい時、ちょっとだけ視点を変えてみませんか
・誰かを愛するということはその人を「信じよう」とする意志にほかならない。
・私が好きなのは次のトルコの格言である。明日できることを、今日するな。
・私は、死というのは、この世界から新しい生命に入る通過儀礼だというふうに思っています。通過儀礼ですから、それは試練であり、そして恐怖があり、苦しみが伴うのだと思います。
・信仰は競馬によく似ていると思うことがあります。ビギナーはよく穴を当てます。ところが馬のことを勉強し始めたら、当たらなくなります。

【著者紹介】
1923年東京生まれ。55年『白い人』で芥川賞受賞。95年には文化勲章受賞。生涯をかけて人間の生と死を問い続け、『海と毒薬』『沈黙』『深い河』などの作品群を発表する。その傍ら“弧狸庵(こりあん)山人”を名乗り、ユーモア小説や軽妙なエッセイも精力的に執筆、読者の熱い支持を得る。96年9月、急逝。


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