2023年最初の記事ということで、杉浦さんにいろいろお聞きしました。
「もう2月ですよね？」という冷静なツッコミはご容赦ください…。
Q 今年の抱負を教えてください。
A 今年は仕事を始めて、ちょうど30周年の年なんです。
あまり張り切りすぎないようにしたいですが（力が入ってしまいそうなので…）、
あと10年、20年先も好きな絵を仕事として続けられるように、
「リスタートの年」にしたいです。
あとは「怒りは敵と思え」ですかねぇ。
更年期VS反抗期で、娘とバトルが起きがちなので。
ひめくりカレンダーに書かれたことわざを毎日励みにしています。
「怒りは敵と思え」もカレンダーに書かれていた徳川家康の言葉。
怒ったら負け、と肝に銘じて、穏やかに過ごしたいです。
「こちらが日めくり。「コケーシカ鎌倉」のマトリョーシカカレンダーです。」
「毎朝前日の日記を書くのですが、その日のことわざをメモして、よくわかっていないものは意味も調べています。」
Q 30周年！ 最初のお仕事は何ですか？
A 大学４年生になる前の春休みから出版社への持ち込みをスタートさせて、
作品を見ていただいたアートディレクターの新谷雅弘さんから、最初のお仕事をいただきました。
ベネッセコーポレーション（当時はまだ「福武書店」）の進研ゼミの親向けの冊子に、
小さな２色カットを１点。
九段下の編集部に納品したあと、4月のおわりの新緑のお堀沿いを歩いた時の気持ちは今でもよく覚えています。
これからイラストレーターとしてがんばるぞ！ と希望でいっぱいでした。
４年生の間に、卒業制作と並行して少しずつ仕事をスタートさせました。
「私のカットデビュー作です。小さいですが、いきなりの連載でした。」
「出版社への持ち込みファイルより。既存の記事にイラストをはめ込んだりしていました。」
Q 30周年ということで、イベントなどのご予定は？
A 記念になるような著書を制作しています。
イラストレーターとしてデビューするまでに、自分を作ってくれたものやことについての、楽しい本になる予定です。
祥伝社から出ます！ 秋の初めには出版したいです。
記念の原画展もできたらなぁと思っています。
Q 最後に、30年前のご自身にひと言！
A 勢いとやる気だけで突っ走っているのが懐かしく、今の私から見るととてもまぶしいです。絵を描くことが大好きな気持ちは変わらないので、負けないように精進します！
「ファイルの最後には、一番やりたいイラストエッセイを。これは卒業した直後に、再び持ち込みをした時に描いたもの。楽しそう〜。」
期せずして、自社からの新刊の宣伝までしていただきました。ありがとうございます！
こちらのサイトでも、新刊の情報を発信していきます。
今年もよろしくお願いします。
「もう2月ですよね？」という冷静なツッコミはご容赦ください…。
