s-book.comロゴ
ご利用ガイド よくある質問 お問い合わせ 初めての方
くわしく検索

参加出版社 集英社小学館祥伝社白泉社照林社小プロ
会員登録・変更 注文履歴 バスケット バスケットを見る

2003年 12月刊10月刊8月刊7月刊6月刊・4月刊・2月刊1月刊
装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編伝奇小説
霊の柩(たまのひつぎ)(上)
心霊日本編
高橋克彦
ISBN4-396-33097-9
『竜の柩』のあの感動再び!
神とは? 霊魂とは?
人類最大の謎に挑む空前の冒険行!
九鬼虹人(くきこうじん)たちの旅はまだ終わりを告げていなかった。時空の誤差により、辿り着いたのは……若き日の宮澤賢治や江戸川乱歩が闊歩する大正八年の日本。熱気とモダン、進取の気概に燃えていた時代だ。霊魂や霊能力を科学的に解明しようとする運動が最も盛んだった頃でもある。<神>とは? <霊魂>とは? 人類最大の謎に挑む、九鬼虹人の旅が再び始まる!
【著者紹介】
1947年、岩手県盛岡生まれ。83年、江戸川乱歩賞作品『写楽殺人事件』で文壇デビュー。以後、発表する作品が次々と文学賞を射止め、91年『緋(あか)い記憶』で直木賞を受賞。本書は、前人未到と言うべき古代文明の謎に分け入った『竜の柩(全四巻)』(祥伝社文庫)で活躍した主人公・九鬼虹人が<霊魂>の謎に挑戦する壮大な物語の前編である。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編伝奇小説
霊の柩(たまのひつぎ)(下)
交霊英国編
高橋克彦
ISBN4-396-33098-7
人類最大の謎に挑む空前の冒険行!
1919、倫敦(ロンドン)の心霊世界
降霊で出現した盟友の<霊>が<神>と交信する!?
「現代」に帰るには、再び<神>と交信するしかない。かくして九鬼虹人(くきこうじん)たちは、第一次世界大戦直後の英国へ渡航した。霊研究の最先端をいく英国。その先鋭がシャーロック・ホームズ生みの親のコナン・ドイルだった。邪悪と流血の歴史を留めるロンドン塔、幽霊館……夥(おびただ)しい悪霊の中から盟友・鹿角(かづの)の霊との交信に成功した九鬼が辿り着く<霊魂>の正体とは!?
【著者紹介】
大正8年の日本から、第一次大戦直後の英国へ。当時のロンドンは心霊研究が最も盛んで、交霊会がしばしば行なわれていた。しかも後の独裁者ヒトラーがドイツで徐々に頭角を現していく時期でもあった。『竜の柩(全四巻)』(祥伝社文庫)に続く『霊の柩』の壮大なるドラマはいかなる結末を迎えるのか? 1947年、岩手県盛岡生まれ。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
恋愛ホラー・アンソロジー
邪香草(じゃこうそう)
柴田よしき/高瀬美恵/森 青花
横森理香/近藤史恵/是方那穂子
青木 和/山藍紫姫子/竹河 聖

ISBN4-396-33099-5
愛は邪(よこしま)なもの
恋をしているあなたに捧げる
世にも奇怪な物語
この世にたった一つだけ、願いが叶うなら…◆車内で盗聴した女子高生の声に恋して◆死んだ恋人の「癖」を思い出したとき◆いつもミスコン最終選考止まりの女の理想とは?◆恋文に込められた恐ろしい念──柴田よしき、高瀬美恵、森青花、横森理香、近藤史恵、是方那穂子、青木和、山藍紫姫子、竹河聖が紡ぐ、あなたを至高の愛と究極の恐怖に誘(いざな)う、眠れぬ夜の物語。

■本書の収録作品
柴田よしき 「願い」
高瀬美恵  「ゆりあ」
森 青花  「あおいちゃん」
横森理香  「虞美人草(ぐびじんそう)」
近藤史恵  「コワス」
是方那穂子 「真珠の価値」
青木 和  「銀の鋏(はさみ)」
山藍紫姫子 「タリオ」
竹河 聖  「ぬるい水」


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編官能小説
秘悦の盗人(ぬすびと)
北沢拓也
ISBN4-396-33100-2
「感じちゃうでしょう、責任とってくれるの?」
円満な夫婦の仮面の下、淫らで奔放な「性の饗宴」が…
「そんなところに座ってないで、ベッドにおいで」バスタオルを巻いたままの紺野由樹(こんのゆき)に、ファッションデザイナー・絹村征夫(きぬむらゆきお)はやさしく声をかけた。自分を慕う部下との情事であった。同じ頃、一回り以上も離れた絹村の妻・美穂も同僚の講師と激しい肉欲を貪(むさぼ)っていた。「幸せな夫婦」の仮面の下に蠢(うごめ)く欲望の嵐。部下、人妻、学生時代の恋人……。大胆にして繊細な性の指南書。
【著者紹介】
1940年、東京生まれ。中央大学文学部卒業。出版社など勤務の傍ら、小説雑誌、スポーツ紙に官能小説を発表。その後、執筆に専念。濃厚で臨場感溢れる描写で、読者の熱い支持を集める。本書はファッションデザイナー絹村征夫とその妻・美穂の奔放な性を描いた問題作である。著書に『派遣社員の情事』『人妻めくり』(祥伝社文庫)など多数。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編時代小説 書下ろし
悲 恋
密命・尾張柳生剣
佐伯泰英
ISBN4-396-33101-0
惣三郎の怒りの剣が爆発!
わが娘の純情を踏みにじる敵は、尾張柳生四天王!
江戸中の話題をさらった「享保(きょうほう)剣術大試合」から一月後、金杉惣三郎(かなすぎそうざぶろう)を狙う刺客(しかく)が次々と放たれてきた。しかも相手は、日本一を豪語する尾張柳生の四天王。どうやら遺恨(いこん)は先の大試合が行なわれた当夜に起こった二つの決闘にあるらしかった。さらに、密かに若武者に恋心を抱く惣三郎の娘みわが誘拐され、惣三郎の怒りが爆発する。絶好調「密命」シリーズ第八弾!
【著者紹介】
1942年、北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして活躍後、国際謀略小説などを執筆する。98年『密命――見参! 寒月霞(かすみ)斬り』(祥伝社文庫)を皮切りに時代小説を次々と発表、迫力ある殺陣(たて)シーンと人情味によって時代作家の寵児に躍り出る。本書で8作目を数える「密命」シリーズは、読者の熱烈な支持を受け、まさに氏の代表作と言える。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編時代小説 書下ろし
妖剣 おぼろ返し
介錯人・野晒(のざらし)唐十郎
鳥羽 亮
ISBN4-396-33102-9
見えぬ抜刀の瞬間、秘中の「返し技」とは?
唐十郎に立ちはだかる居合術最強の敵
太刀筋が迅(はや)いだけではない。抜刀の瞬間が見えないのだ。小宮山(こみやま)流居合の霞切(かすみぎり)という技に似ているが、それとも違う。おぼろ返しと言うからには、さらに「返し技」があるはずだ――田宮流居合の達人・市子畝三郎(いちこうねさぶろう)の妖剣のさまを聞いた狩谷唐十郎(かりやとうじゅうろう)は唸った。野晒しの異名を持つ唐十郎の鬼哭(きこく)の剣は、どこまで通用するのか。居合最強の雌雄(しゆう)を決する時が迫りつつあった!
【著者紹介】
1946年、埼玉県生まれ。90年に『剣の道殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。以後、次々と骨太の時代小説を発表し人気を博す。本書は孤高の介錯人(かいしゃくにん)・野晒唐十郎(のざらしとうじゅうろう)の活躍を描く「鬼哭(きこく)の剣」シリーズ第八弾。剣道の達人ならではの撃剣の描写は迫力充分。著書に『覇剣――武蔵と柳生兵庫助』『さむらい―遺訓の剣』(小社刊)など。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編時代小説 書下ろし
逃げた以蔵
西村 望
ISBN4-396-33103-7
人斬り以蔵、その時…
文久三年―天誅(てんちゅう)、梟首(きょうしゅ)、
略奪渦巻く無法の京に、容貌魁偉な無宿人ひとり
鬼も恐れをなす土佐の岡田以蔵(おかだいぞう)。ほんの半年前まで肩で風を切って京の町を歩いていたのだが、今や無宿人の鉄蔵(てつぞう)。それが「人斬り以蔵」のなれの果てだ。盟友の田中新兵衛が自刃し、師である武市半平太(たけちはんぺいた)が捕らえられ、危機は我が身にも及んでいる。尊攘志士が跋扈(ばっこ)し無法の地と化した京で、喰うために悪事を重ねて生きる以蔵の空白の一年を描く、迫真の長編時代小説!
【著者紹介】
1978年、『鬼畜』でデビューし犯罪小説の第一人者となった氏は、優れた時代小説家でもある。深い人間観察と簡勁(かんけい)な文体で、人間心理の綾を物語展開に巧みに織り交ぜていく作風は、まさに絶品である。26年、香川県生まれ。著書に、ベストセラー『還(かえ)らぬ鴉(からす)―直心影流孤殺剣』『密通不義――江戸犯姦録』『八州廻り御用録』(祥伝社文庫)など多数。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編時代小説 書下ろし
辻斬り始末
請負い人 阿郷十四郎
永井義男
ISBN4-396-33104-5
斬新かつ独特な剣戟(けんげき)。
血湧き肉躍る物語のパワーをぜひ堪能していただきたい!
文芸評論家 末國善己(すえくによしみ)
倭寇(わこう)伝来の剣法を操るよろず請負い人・阿郷十四郎(あごうじゅうしろう)のもとに、奇妙な依頼が舞い込んだ。市谷の古道具屋から盗まれた宝剣を、内藤新宿の女郎屋から奪還してきてほしいという。だが、その剣にはある秘密があった。幕府の中枢を脅かす辻斬り事件がその剣で行なわれていたというのだ……。宝剣の湮滅(いんめつ)をめぐり忍び寄る危機。影流に端を発する十四郎の剛剣が唸る!
【著者紹介】
1949年、福岡生まれ。東京外国語大学卒業。97年、『算学奇人伝』で開高健賞を受賞し本格的作家活動に入る。本書は、倭寇(わこう)から伝わる剣法を操る剣士にしてよろず請負い人阿郷十四郎の活躍を描いた『阿哥(あご)の剣法』『影の剣法』に続くシリーズ第三弾。痛快時代剣劇である。著書に、時代ミステリー『江戸狼奇談』(以上すべて祥伝社文庫)など多数。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編時代小説
新装版明治暗殺伝
人斬り弦三郎
峰隆一郎
ISBN4-396-33105-3
目にやさしい大活字文庫
峰時代劇の原点!
「極めて密度の濃い、記念すべき作品」
――文芸評論家 縄田一男
明治6年、仕込杖を携えた一人の人力車夫が、新政府の要人暗殺を重ねていた。五年前、偽官軍の汚名を着せられ断罪された「赤報隊(せきほうたい)」の生き残り、叶弦三郎(かのうげんざぶろう)であった。復讐に燃える弦三郎の最後の標的は岩倉具視(いわくらともみ)。だが、暗殺計画を察知した新設警視庁の大警視正川路利良(かわじとしよし)が大包囲網を敷く! 壮絶な殺陣、息もつかせぬ峰時代劇の傑作、読みやすい活字の新装版で登場!
【著者紹介】
1931年、長崎県生まれ。日大理工学部、芸術学部中退後、編集者、記者等を経験。79年『流れ灌頂(かんじょう)』で問題小説新人賞を受賞する。その後時代小説の意欲作を次々と発表、一躍人気作家に。なかでも本書を含む「明治」シリーズや「日本剣鬼伝」シリーズで見せた人斬りの凄まじい描写は他の追随を許さない。2000年、惜しまれながら逝去(せいきょ)した。


祥伝社のトップページへ戻る All rights reserved by SHODENSHA