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2001年 12月刊 10月刊8月刊7月刊5月刊 ・ 4月刊 ・ 3月刊2月刊
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鯨の哭く海
内田康夫
ISBN4-396-63187-1 本体1,700円
浅見光彦シリーズ最新作!
心中現場に遺された「黒枠の招待状」、銛(もり)を突き刺された人形、そして、岬の町の女幽霊…。
南紀と秩父を結ぶ時を超えた「悲劇」とは !?
渾身の書き下ろし長編ミステリー、遂に刊行!
浅見光彦、南紀で“怪事件”に遭遇!
わが国の捕鯨発祥地・太地を訪れたルポライター・浅見光彦は、「くじらの博物館」で奇妙な女性を目撃する。その女性は、背中に銛が打ち込まれた漁師の人形を凝視していたのだ。直後、忽然と消えた女性は、反捕鯨派の新聞記者と心中した地元旧家の娘と似ているという。女性はいまだ遺体が発見されていない旧家の娘の霊なのか。しかし、浅見は遺書と判断された「黒枠の招待状」に疑惑を抱いた。これは心中を装った殺人ではないのか? 浅見は、記者の出身地・秩父を訪ね、夜祭りの晩に起こった殺人事件の存在を知る。秩父の事件は、やがて太地と結びついて行った…。

【著者紹介】
1980年『死者の木霊』でデビュー。名探偵・浅見光彦が活躍するミステリー作品で読者の圧倒的支持を得ている。軽井沢には会員数1万人を超すファンクラブ「浅見光彦倶楽部」がある。著書に『秋田殺人事件』『不知火海』など多数。1934年、東京都生まれ。


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覇商の門(はしょうのもん) 火坂雅志
ISBN4-396-63188-X 本体2,400円
『全宗』から2年…この作品が歴史小説の流れを変える!
信長に天下を盗らせた男
戦国乱世を生き抜いた、天下一の茶人にして堺の豪商、波乱の生涯!
「俺は商で天下を盗る」─ときは麻のごとく乱れた戦国の世。大和今井町で商人としての一歩を踏み出した今井宗久は、虎視眈々(こしたんたん)と世に出る機会を窺っていた。だが、一旦は奇抜な商法で成功を収めるも、町の実力者の罠に落ち、裸一貫に。折しも、足利幕府は衰退し、戦国大名は群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)、天下盗りの争いも苛烈さを増していた。武将相手の商売に目をつけた宗久は、商都・堺で茶を学び、雌伏の時を過ごす。やがて、梟雄(きょうゆう)・松永弾正(まつながだんじょう)、台頭著しい織田信長に接近、覇商への道を上り始めた……。千利休と並ぶ戦国の茶人にして豪商・宗久の、野望に満ちた波乱の生涯を描く歴史巨編!


【著者紹介】
1956年生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経て、'88年『花月秘拳行』でデビュー。以後、時代・歴史小説の旗手として活躍し、'99年に発表した『全宗』が吉川英治文学新人賞の候補となるなど、今小説界の注目をもっとも集めている1人である。著書に『壮心の夢』『桂籠とその他の短篇』『柳生烈堂(全5巻)』(祥伝社文庫)『霧隠才蔵(全3巻)』(祥伝社文庫)など多数。


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午後のロマネスク
小池真理子
ISBN4-396-63189-8 本体2,000円
あの時死んだのは、あなたのほうだったんだ。
名手・小池真理子が「掌編小説」で描き出す“恋”と“幻想”
川端康成の作品集に『掌の小説』と題された一冊がある。掌(てのひら)にのってしまうほど、ささやかな短い小説、という意味合いの、いわば超短編小説ばかりを百編以上集めたものであり、私の愛読書でもある。それにしても、「掌」という言葉は、いかにも美しい。掌には何をのせるのだろう。(略)のせるものは、目立たない小さなものばかりだが、いとおしいもの、密かに心惹かれるものばかりであるような気がするのは私だけか。そんなことを考えながら、ここ最近、書きためておいた短い小説ばかりを集めてみた。短い小説、といっても、短編小説ではない。それこそ掌にのるほど小さな、目立たない作品ばかりである。(「短いあとがきにかえて」より)

【著者紹介】
1952年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。ユ89年『妻の女友達』で第42回日本推理作家協会賞短編賞を受賞。ユ96年『恋』で第114回直木賞を受賞。ユ98年『欲望』で第5回島清恋愛文学賞を受賞。著書に『ノスタルジア』『月狂い』『天の刻(とき)』『蔵の中』など。


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