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2001年 12月刊 10月刊8月刊 ・ 7月刊 ・ 5月刊4月刊3月刊2月刊
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剣侠士シリーズ(2)
しびとの剣
魔王遭遇編
菊地秀行
ISBN4-396-20718-2 本体800円
大人気コミック原作(コミックバーズ連載 画・加倉井ミサイル)、第二弾!
戦国乱世に甦った美貌の魔剣士・紫靡帝(しびと)
対するは、天魔王・信長!
冴月(さえづき)家再興の宿命を負い、百年の時を経て黄泉(よみ)の国から甦った美貌の魔剣士・冴月紫靡帝(しびと)。時は戦国乱世、記憶を取り戻した紫靡帝は陸奥(みちのく)の小藩神楽城(かぐらぎ)城下に到った。だが、そこでは謎のからくり師・蘭剣(らんけん)が生み出した巨大武者が凄惨な殺戮を繰り広げていた。紫靡帝を倒すために生み出されたという巨大武者に対抗する術(すべ)はあるのか? やがて、混乱を極める神楽城城に戦国の魔王・織田信長が現われた。次々に現出する敵に、名刀“羅刹(らせつ)”が鞘走る(さやばし)る! 人気コミックの原作第二弾!

<著者のことば>
読者がこの本で目にするのは、正史では到底お目にかかれぬ魔人―織田信長の姿である。そもそも彼がどのような人間であったか、真の姿を知るものは誰もいないわけだから、大いに逸脱を良しとしてみた。一代の戦国の覇者に対して、我らが紫靡帝(しびと)はどのように戦うのか、あれもそれもお愉(たの)しみ。正史の背後に潜む稗史(はいし)ならぬ背史をご堪能下さい。

【著者紹介】
1949年千葉県生まれ。作家ラヴクラフトの怪奇幻想小説に感銘を受け、青山学院大学在学中、「推理小説研究会」に参加。卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、ユ82年『魔界都市《新宿》』でデビュー。ユ85年『魔界行』(全三巻・祥伝社刊)が爆発的人気を博し、以後エンターテインメント小説界をリードし続けている。


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長編クライム・サスペンス書下ろし
理不尽
南 英男
ISBN4-396-20719-0 本体819円
犯罪が二人の男の人生を狂わせた!
弟はなぜ暴走族に焼殺された?
ペンの横暴 マスコミに鉄槌を!
弟はなぜ暴走族に焼殺されたのか? 元陸自レンジャー部隊助教(じょきょう)の兵頭昌也(ひょうどうまさや)は、所轄署の捜査に苛立ち独自調査を決意した。後難を恐れる目撃者たちに当たるなか、犯行をビデオに撮ったという少年が接触してきた。それがパンドラの箱を開ける序章だった。執拗な尾行と巧妙に仕組まれた罠(わな)。やがて兵頭の前に、過熱する事件報道が生み出した謎の組織の影が見え隠れし始めた。誰しもが被害者にも加害者にもなり得る、現代社会の矛盾(むじゅん)と病巣を抉(えぐ)る問題作!

<著者のことば>
金銭欲、色欲、怨恨(えんこん)―かつての犯罪の三大動機だ。現代社会は複雑化し、ストレスによる衝動殺人やゲーム感覚犯罪なども多発している。犯罪社会は、さまざまな悲劇を生む。被害者側が憤(いきどお)りと悲しみを覚えるのは当然だが、加害者の家族も肩身の狭い思いをさせられている。ある意味では、双方とも事件の犠牲者と言えるのではないか。事件報道が常に正しいとは限らない。誇張や歪曲(わいきょく)によって、人生を大きく狂わされた関係者もいるはずだ。本作品は、立場の異なる二人の男の相克(そうこく)のドラマである。どちらも理不尽な怒りを持て余し、人の道を踏み外してしまう。人間の哀(かな)しい性(さが)なのだろうか。

【著者紹介】
「わたしが興味を惹(ひ)かれるのは、人間にしろ事件にしろ、常に闇の部分なんです」と語る氏は、社会に虐(しいた)げられ、裏側に生きる人間たちを描くことに定評がある。法律や社会規範、自己規制によって牙(きば)を抜かれ、本能を摩滅させた現代人に訴えるものがあるのだろう。本作は、誰しもが被害者にも加害者にもなり得る現代社会の理不尽さをテーマに描く意欲作である。昭和十九年、東京生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経て作家活動に入る。青春小説を手がけ、数々のベストセラーを世に送る。近年はピカレスク・サスペンスを中心に、軽快な筆致と趣向を凝(こ)らした仕掛けで読者を魅了。作品に『嵌(は)められた街』(ノン・ノベル/祥伝社刊)など多数。


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波濤(はとう)の王
Rey del Olaje
羽山信樹
ISBN4-396-20720-4 本体895円
秀吉、家康、スペイン、ポルトガルを出し抜け!
自由島(イスラ・リブレ)を作ろう!
海賊として生きる若者たちの熱き理想を描く波瀾万丈の戦国海洋ロマン!
火坂雅志、細谷正充、宮本昌孝、各氏激賞!
豊臣秀吉が朝鮮出兵を強行し、日本が震撼した十六世紀末、アジアの大海を愛流丸(えるまる)という若者を筆頭とする海賊団が暴れ回っていた。全員が孤児同然の身の上で、国籍も様々。自由島(イスラ・リブレ)と名付けた絶海の孤島を彼らの楽園にしようとしていた。ある時、謎の快速船に遭遇した愛流丸たちは、秀吉の留守中にスペイン艦隊や天皇を利用して天下を獲ろうとする徳川家康の大陰謀を知る。軍資金獲得を狙い、家康、秀吉らを出し抜こうと奇想天外の策を打つ愛流丸たち! 波瀾万丈の痛快戦国海洋ロマン!

火坂雅志氏、宮本昌孝氏、細谷正充氏激賞!
羽山信樹はわれわれの世代に大きな財産を残した。そのロマンの炎は、時代小説の未来を強烈に照らしている。――火坂雅志
没後に見直されるそんな次元の作家ではない。新世紀の時代小説の先駆者である。いまこそ読まれるべきだ。――宮本昌孝
ひとりでも多くの若い世代に読んでほしい時代小説である。これほど強烈な個性と中毒性をもった作家は、本当に希少なのだから。一度、味わえば病みつきだ。――細谷正充(文芸評論家)

【著者紹介】
1944年東京生まれ。武蔵工大卒業後、8年にわたり、各国を遍歴。ユ84年『流され者』を刊行し、鮮烈なデビューをかざる。強烈な個性を放つ実力派として活躍が期待されたが、ユ97年急逝。主な著書に『第六天魔王信長』『滅びの将―信長に敗れた男たち』『夢狂いに候』『是非に及ばず―異聞信長記』『邪しき者』『尼子一族興亡記』ほか多数。


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WANGAN REVENGER
湾岸リベンジャー
戸梶圭太
ISBN4-396-63192-8 本体1,700円
「済ませませんよ、このままでは」
交通事故で愛妻を殺られた男、孫を失った資産家。
標的は→走り屋→。
ポップでラウドでクレイジーなダーティー戸梶、怒濤のノワール開幕!
著者謹製*オリジナルTシャツプレゼント!
戸梶圭太 祥伝社既刊
レイミ 聖女再臨 長編新世紀ホラー 書き下ろし(新書判)
伊藤潤二氏(ホラー漫画家・「富江」「うずまき」)絶叫!
「この小説を読んだ夜、私は本当の悪夢を見た!」
香山二三郎氏(コラムニスト)驚倒!
「ダーティー戸梶、全開!いったいどこまで堕ちるのか」
空前の“暗黒神話”ここに誕生
【著者紹介】
1968年、愛知県生まれ。
学習院大学文学部心理学科卒業。
'98年、『闇の楽園』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビュー。
その圧倒的筆力とスピーディーな展開、漲る緊張感で、今最も注目される書き手の一人である。
2001年、『溺れる魚』が堤幸彦監督によって映画化され、好評を博す。
既刊に『レイミ』(小社刊)、『ギャングスター・ドライブ』など。


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幽霊
私本・聊斎志異(りょうさいしい)
伴野 朗
ISBN4-396-63193-6 本体1,800円
花の精、狐女、幽霊……。
名手、異(ふしぎ)を志(しる)す!
「中国 怪異小説」の最高傑作が、ここに甦る!
妓女・蓮香(れんこう)と睦み合う仲となっていた書生・桑曉(そうぎょう)は、良家の令嬢・喬児(きょうじ)からも言い寄られ関係を持ってしまう。いずれが牡丹か杜若(かきつばた)か。目指す科挙の勉強にも身が入らず、二人の美女との甘美な関係に溺れていた。しかし、ある日桑曉は、蓮香の躯にまったく反応しなくなってしまう。喬児との情事は続いていたが、日に日に、精気を失っていく桑曉。その原因を蓮香は死霊と情を交しているせいだと言う。一方、喬児は蓮香の正体こそ雌狐が化けたものだと反論した。中傷合戦は恋敵を蹴落とそうとする鞘当てだと桑曉は高を括っていたが……。(「狐児」)
中国を知り尽くした著者が怪異小説の名作『聊斎志異』に挑み、その不思議な魅力を描き切った傑作書き下ろし!

『聊斎志異』
清代の作家・蒲松齢(ほしょうれい)(1640-1715)が、民間伝承をもとに描いた小説集。
神仙、狐、幽霊、妖怪などが起した不思議な出来事が全503編に綴られている。
幽霊や狐との甘美な恋物語、侠客・刺客の活劇、
異界の見聞記といった伝奇色あふれる作品の中に、
深い「人間性」が表現され、中国怪異小説の最高傑作と言われる。

【著者紹介】
1936年愛媛県生まれ。東京外国語大学中国語科を卒業後、朝日新聞社に入社、外報部などを経て、上海支局長を務める。'76年に『五十万年の死角』で第22回江戸川乱歩賞を受賞し、文壇にデビュー。'89年に退社し執筆に専念、歴史と推理・冒険を組み合わせた作風で独自の創作世界を築く。古代から近現代まで、中国を題材にした作品では他の追随を許さない。著書に『さまよえる湖の伝説』『傾国伝』『毛沢東暗殺』(いずれも祥伝社文庫刊)、『呉子起つ』(祥伝社刊)、『呉・三国志』など。


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英雄の魂
小説 石原莞爾(いしはらかんじ)
阿部牧郎
ISBN4-396-63194-4 本体2,500円
この男の失脚から日本の凋落は始まった!
反骨に生きた不世出の将軍!
満州事変を決行した男がなぜ太平洋戦争には反対したのか?
昭和6年9月18日、満州・旅順、関東軍司令部──。作戦主任参謀・石原莞爾中佐は“その瞬間”を待っていた。上官・板垣征四郎大佐と密かに練り上げた作戦が決行されようとしていたのである。満鉄爆破を契機に全満州の制圧に乗り出す、いわゆる「満州事変」であった。かくて、奉天において、張学良率いる中国軍20万と1万1千余りの関東軍との激しい戦火は切って落とされた。西欧に対抗する国力をつけるため資源豊富な中国東北部を領有し、軍が国政を握って大軍事国家を作る──満州占領は関東軍の悲願であった。しかし、石原にとって、この戦いは、信奉する日蓮の教えを実現し、米国との最終戦争に備えて五族協和を成し、理想の世界を築くという大きな一歩なのであった……。大器を予感させた幼少期から東条英機との確執により軍中枢を外された晩年まで、不世出の軍人の生涯を、石原莞爾と同じ東北に育った著者が綿密な取材と膨大な資料をもとに描いた歴史巨編!

石原莞爾(1889-1949)
山形県生まれ。陸軍士官学校、陸軍大学校卒業。元中将。武官としてドイツ駐在後、28年、関東軍主任参謀となり、「満州国」創設の立役者となる。強い日蓮信仰と西欧戦史研究を結びつけた独自の戦争理論を持ち、長期的な戦時経済体制の確立を目指した。日中戦争の勃発に際し、不拡大を主張、関東軍参謀長・東条英機らと対立し、軍の中枢からはずされる。晩年は、アジアが一つになり欧米に対抗するという東亜連盟運動を指導、絶大な人気を誇った。戦争犯罪人を裁く東京裁判では起訴を免れた。

【著者紹介】
1933年、京都生まれ、京都大学仏文科卒業後、会社員生活を経て文筆活動に入る。'88年、『それぞれの終楽章』で第98回直木賞を受賞。以後、恋愛、官能小説から歴史、評伝まで幅広いジャンルで創作活動を続け、エンターテイメント界の第一人者として人気と実力を誇っている。著書に『豪胆の人──帝国陸軍参謀長 長勇伝』『惜愛』(ともに祥伝社刊)『出会茶屋』他多数。


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不埒三昧(ふらちざんまい)
わが下半身の昭和史
安藤 昇
ISBN4-396-63195-2 本体1,500円
男が男としての輝きを失ったのは、いつからなのか、なぜなのか?
「鋭い武器(もの)を隠し持つ男に女はときめく」──山口洋子
伝説の愚連隊「安藤組」組長が初めて綴る「抗争と女」の日々
「強い者が勝つ」──混沌のさなか、焼け跡の東京に「安藤組」は颯爽と現れた。率いるのは当年二七歳の安藤昇。既存のヤクザ組織に立ち向かい、戦闘力と経済力を備えた伝説の愚連隊の誕生である。抗争に明け暮れる組長・安藤だが、「英雄、色を好む」の言葉どおり、情事道においても強者ぶりを発揮した。七人の女性と同時に交際したこともあれば、兵役時代は防空壕の中でコトに及んだこともある。ちなみに結婚歴は七回。「拳銃(ハジキ)を抱いて寝るか、女を抱いて寝るか」の日々を過ごしてきた……。
 本書は、著者が初めておのれの女性遍歴を振り返り、「男と女」について思いをめぐらせた「ヰタ・セクスアリス」である。
【著者紹介】
大正15年東京生まれ。子供のころから暴れん坊で、街の不良たちを牛耳る。特攻隊から復員後、昭和20年代後半に「安藤組」を結成、渋谷を拠点に活動し、勢力を拡大する。昭和33年、横井英樹襲撃事件で服役。出所後、組を解散して俳優に転じ、50本以上の映画に主演、出演する。現在は作家、映画プロデューサーとして活躍する一方、長年にわたる研究をもとに家相鑑定所「九門社」を主宰。『激動』『やくざと抗争』など著作多数。


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