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2006年 2月刊3月刊4月刊・5月刊・6月刊7月刊8月刊10月刊12月刊

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長編サスペンス
陽気なギャングの日常と襲撃
伊坂幸太郎
ISBN4-396-20813-8
『陽気なギャングが地球を回す』待望の新作!
ウソ発見器+体内時計+スリ+演説=………
史上最強の天才強盗4人組が帰って来た!
刃物男、「幻の女」、謎の招待券、殴打事件、そして銀行襲撃の裏には………

人間嘘発見器成瀬(なるせ)が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野(きょうの)は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子(ゆきこ)は謎の招待券(チケット)の真意を追う。そして天才スリの久遠(くおん)は殴打される中年男に――史上最強の天才強盗(ギャング)4人組が巻き込まれたバラバラな事件(トラブル)。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な 連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス! 伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活!

〈著者のことば〉
前作『陽気なギャングが地球を回す』の続編です。4人の銀行強盗たちがまた、下らない会話をし、銀行を襲い、トラブルに首を突っ込んでいます。前作以上に、現実離れした内容になりましたが、細かいことは気にせずに楽しんでいただければ幸いです。また、第一章に関しては、雑誌に掲載された短編4本を、長編の一部として大幅に変更した上で、組み込んでいます。雑誌掲載時に一度、お読みになっている方がいましたら、最初から改めて読んでいただければ、ありがたいです。

【著者紹介】
(1)1971年、千葉県生まれ。'95年東北大学法学部を卒業。(2)'96年、サントリーミステリー大賞で「悪党たちが目にしみる」が佳作に。2000年、『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビュー。(3)吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補にも連続して上る、各ランキング常連の注目株。(4)本書は映画化された『陽気なギャングが地球を回す』の、著者初めての「続編」となる。


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長編超(スーパー)伝奇小説
龍の黙示録
水冥(くら)き愁(うれ)いの街
死都ヴェネツィア
篠田真由美
ISBN4-396-20814-6
菊地秀行、恩田陸、柴田よしき
各氏がシリーズの愛読者
著者が「入魂の一作」と語るヴァンパイア・サーガ最新刊!

水の都で龍を待ち受ける美しき吸血鬼と、聖槍ロンギヌスを携(たずさ)えたヴァティカンの刺客たち…

遂に始まった龍緋比古とカトリック総本山との全面戦争!

カトリックの総本山ヴァティカンが〈緋色の龍〉と畏怖(いふ)する吸血鬼・龍 緋比古(りゅうあきひこ)。聖なるキリストの血を吸った龍の抹殺に枢機卿(すうきけい)が遂に動き出した。教会を裏切った修道士セバスティアーノを拘束、弱点を自白させるためヴェネツィアに移送する。一方、龍と柚ノ木透子(ゆのきとうこ)はセバスティアーノ救出のためイタリアに渡った。だがそこには、師を龍に殺され復讐の牙を研(と)ぐ美しき吸血鬼タジオが待っていた…。やがて教会の刺客たちが水の都に集結。キリストを貫いた伝説の聖槍(せいそう)ロンギヌスが龍に迫る!

<著者のことば>
ひとつことを15年近くもやっていれば、たまにはこういうこともあるものだ。というわけで、うおお、物語が走る走る、キーボードを叩く手が間に合わん、という思いをしたヴェネツィア編。ええここはもういっそ面(つら)の皮厚く「著者入魂の一作」と言っちまいましょうかい。そこのあなた、まだ遅くない。読まなきゃ損ですぜ。

【著者紹介】
1953年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。'92年、本格ミステリ『琥珀(こはく)の城の殺人』でデビュー。『未明の家』に始まる建築探偵桜井京介シリーズはすべてベストセラーに。壮大なスケールで描く吸血鬼伝説『龍の黙示録』シリーズも、すでに著者の新たな代表作となった。本書は、聖なる血を継ぐ不死の吸血鬼・龍 緋比古(りゅうあきひこ)と、キリスト教の総本山ヴァティカンとの対決を描く〈イタリア三部作〉第一弾である。著書に『幻想建築術』(祥伝社刊)『アベラシオン』『すべてのものをひとつの夜が待つ』など多数。


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長編ミステリー 書下ろし
恋する死体
警視庁幽霊係
天野頌子
ISBN4-396-20815-4
あの世でだって恋をする!?
幽霊担当・柏木警部補に被害者の霊が告げたのは、大病院の犯罪疑惑……と、せつない恋心!

霊的世界との通信によって事件を解決するという事実は確かに存在します。
スピリチュアル・カウンセラー 江原啓之

<キャラ立ちまくり!>
「お宮の間」こと特殊捜査室の超個性的(?)なメンバーたち――
柏木雅彦(かしわぎまさひこ)警部補→幽霊と会話ができる→ストレスにより主食は牛乳。かなりのお人好し?
桜井文也(さくらいふみや)巡査部長→写真で人の生死を見抜く→ハーフでイケメン。でもこてこての大阪人
高島佳帆(たかしまかほ)警部→物に宿った記憶を読む才媛(クール・ビューティー)→酒乱でキス魔!?
伊集院馨(いじゅういんかおる)警部補→警視庁の最終兵器(リーサル・ウェポン)→読んでのお楽しみ

私立探偵・新堂武彦(しんどうたけひこ)が心疾患で急死した。警視庁特殊捜査室の柏木雅彦(かしわぎまさひこ)警部補は、元同僚の死を訝(いぶか)しむ先輩刑事と彼が亡くなった病院へ向かう。被害者の霊と会話が出来る柏木は、新堂が死ぬ直前、担当医の医療詐欺(さぎ)を探っていたことを聞き出す。口封じのための殺し? 新堂の秘めた想いまで知ってしまった胃弱な柏木クンが捜査にかけ回る! 見守るのは可愛い女子高生の幽霊。やがて院内の巨大犯罪が浮上して……。捜査室の個性溢(あふ)れる面々も加わって面白さますますパワーUP、待望の第2弾!

<著者のことば>
今回は大学病院の怪事件に柏木(かしわぎ)と清水(しみず)が挑みます。出演者は変死体を愛する法医学のドクター、学長になりたい外科部長、うっかり遺体保管室の地縛霊(じばくれい)になってしまった元刑事など。特殊捜査室の刑事たちも初登場です。ちょっぴり(?)変な人たちですが、柏木君同様、かわいがっていただければ幸いです。

【著者紹介】
長崎県佐世保市生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。らいとすたっふ小説塾一期生。人気急上昇の本シリーズ第一作『警視庁幽霊係』でデビュー。


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長編本格推理 書下ろし
旅行作家・茶屋次郎の事件簿
天竜川殺人事件
梓林太郎
ISBN4-396-20816-2
<シリーズ最新作>
過去と現在、二つの殺人が戦後の闇を炙りだす

旅行作家・茶屋次郎(ちゃやじろう)は新宿のクラブ・ホステスから人捜(さが)しを依頼される。捜す相手は、「会長」と呼ばれる金融業者。正体は何を生業(なりわい)としているか不明の謎の人物だった。愛人のホステスの前から忽然(こつぜん)と姿を消したという。目撃証言をもとに長野・天竜峡(てんりゅうきょう)に向かった茶屋は、男の居場所を突き止める。しかしその直後、女性の他殺死体が! 被害者は7年前失踪(しっそう)した、「会長」とつながりのある女性だった。誰がなぜ? やがて、60年前にこの土地で起きた“一家七人惨殺事件”の存在が浮上。2つの事件には奇妙な符合があった……。

<著者のことば>
昭和21年(1946)、南アルプスの稜線(りょうせん)がまだ白い五月、事件は起きた。そのころ私は、母とともに母の実家に身を寄せていた。4キロほど離れていたろうか、女性2人とその子供5人の家族全員が、斧で頭を割られた。母の実家のトイレは外にあった。夜は用足しにゆけないくらい怖く、気味が悪かったのを覚えている。事件以来、どの家も戸締まりを厳重にするようになった。
 あの事件は、なぜ解決しなかったのか……私はその思いをずっと抱いていた。
 大火で飯田(いいだ)市の空が真っ赤に燃え、火の粉(こ)が頭上を飛んだのは、事件の翌年だった。

【著者紹介】
TVドラマでもお馴染(なじ)みの人気シリーズ「茶屋次郎(ちゃやじろう)の事件簿」、最新作の舞台に氏は故郷の地を選んだ。半世紀を経てなお、氏の中に刻み込まれている鮮烈な記憶――飯田(いいだ)で実際に起きた大量殺人事件――に着想を得て描いたのが本書である。まさに戦後まもない混沌(こんとん)とした時代の裏面に作家探偵・茶屋次郎が挑む! サヨコ、ハルマキの名コンビも脇を固める本書は読者の期待を裏切らないだろう。貿易会社、経営コンサルタント会社、調査会社など、様々な職業を経験、'80年『九月の渓(たに)で』で「小説宝石エンタテインメント小説大賞」を受賞しデビュー。山岳ミステリーでは第一人者として知られる。長野県下伊那(しもいな)郡上郷(かみさと)村(現飯田市)生まれ。


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