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長編超伝奇小説
サイコダイバー・シリーズ(22)
新・魔獣狩り10 空海編
夢枕 獏
ISBN4-396-20822-7
日本史を覆(くつがえ)す奇想ののエンターテインメント!
「卑弥呼(ひみこ)の墓」はどこにある?
世紀の争奪戦に激突の刻(とき)が迫る!

〈蓬莱(ほうらい)山の黄金、鬼道(きどう)の力、そして空海(くうかい)の秘法“四殺(しさつ)”を手中にした者が覇者となる〉鬼道の鍵を握る鬼奈村典子(きなむらのりこ)の拉致(らち)は歴史の裏を生きる腐鬼(ふき)一族の内乱だった! 空海を宿す魔人黒御所(くろごしょ)もまた覇権を求め、北の地に出現した。一方、錯綜する野望を封ずべく精神(サイコ)ダイバーの九門(くもん)・毒島(ぶすじま)と結んだ天才僧美空(びくう)。彼らは“飛狗(ひく)”の秘儀により暴走した「超犬」と、“餓蟇(がこ)”を憑(とりつ)かせた闇社会の男を追うが……。そして急浮上した卑弥呼(ひみこ)の墓の秘密とは? 超伝奇エンターテインメントの最前線を驀進(ばくしん)する巨編、絶頂!

<著者のことば>
広く言われていることだが、若き日の空海(くうかい)には、記録に残っていない空白の期間があることが知られている。
この期間、空海は何をしていたか。
この時期は坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の東北遠征と重なっており、本書では、この時空海は、田村麻呂等(ら)と共に、東北へ行っていたことになっている。
実は、空海の血は、東北と縁が深い。
空海の所属していた佐伯(さえき)氏は、その血のルーツをたどると東北に行きつく。
少なくとも、ぼくはそう思っている。

【著者紹介】
NHK衛星放送「BSマンガ夜話」にゲスト出演するほどコミックに対する造詣(ぞうけい)が深い著者は、『陰陽師(おんみょうじ)』などマンガ化された作品も多い。本シリーズからは『サイコダイバー毒島獣太(ぶすじまじゅうた)』がこのたびコミック(講談社刊)として刊行された。氏は、昭和26年神奈川県小田原(おだわら)市に生まれ、昭和52年に『カエルの死』でデビュー。昭和59年の『魔獣狩り』(三部作)から本書に至るサイコダイバー・シリーズで、人気作家として飛躍した。釣りや格闘技、写真、陶芸など趣味も多彩。『上弦の月を喰べる獅子』で第十回日本SF大賞を、『神々の山嶺(いただき)』で第十一回柴田錬三郎賞を受賞した。


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長編新伝奇小説 書下ろし
ソウルドロップ虜囚録
メイズプリズンの迷宮回帰
上遠野浩平
ISBN4-396-20823-5
人気爆発!「ソウルドロップ」シリーズ第3弾
奇妙な脱獄囚と家出少女の冒険!
生命と同じ価値の物を盗む“謎の怪盗(ペイパーカット)”を騙(かた)り、大金詐取(さしゅ)を計画する二人の運命は――!?

家出中の少女・西秋有香(にしあきゆか)は双季蓮生(そうきはすお)という不思議な老人と出会い、詐欺罪で服役中の有香の父が計画していた犯罪を実行することになった。「生命と同等の価値のあるものを盗む」と書かれた謎の怪盗ペイパーカットの偽造予告状を使い、保険会社から補償金を騙(だま)し取ろうというのだ。双季は保険会社の調査員(オプ)伊佐俊一(いさしゅんいち)と千条雅人(せんじょうまさと)に接触。しかし、双季の正体は強大な権力を持つ東澱(ひがしおり)家に命を狙われる脱獄囚であった。外人傭兵(ようへい)、ベテラン刑事も双季を追う中、やがて彼の哀しい過去が明らかに…。

<著者のことば>
あなたは何かに閉じこめられているような気がしないだろうか。どっちを向いても限界に取り囲まれていて、自分の自由をどこにも見いだせないような気持ちになって、どうにかして逃げ出したいと思うとき、人は誰でも迷宮に落ちているのかも知れない――というわけで、これはそうした思いに囚(とら)われた人々の物語である。行くところをなくした少女が見つけた未来への道は、世界の裏に潜(ひそ)む謎の存在、生命と同価値の宝を盗む怪盗ペイパーカットを騙(かた)ることだったが、それは死んだ父の跡目(あとめ)を巡って争う兄妹(きょうだい)の骨肉の戦いに巻き込まれることでもあった。法も道理も無視された熾烈(しれつ)な状況の中、少女を助けるのは奇妙で不思議な“脱獄囚”で……。

【著者紹介】
1968年生まれ。'98年『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー。著書に『殺竜事件』『禁涙境事件』『ソウルドロップの幽体研究』『メモリアノイズの流転現象』など。


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奇謀
真田幸村の遺言
鳥羽 亮
ISBN4-396-63271-1
徳川を盗(と)れ
八代将軍 吉宗誕生の陰に驚天動地の策略が!?
剣豪小説の第一人者が大胆な着想で描く時代伝奇の傑作誕生!

知力と知力、剣と剣の鎬(しのぎ)あい、これぞ時代伝奇の醍醐味!
角兵衛の身も激しくふるえた。新之助とちがって、角兵衛はこの真実の裏にある真田一族の恐るべき奇謀を垣間見たからである。そして同時に父幸真の知謀溢れる本当の素顔に接したような気がしたのである。角兵衛は改めて父の顔を見た。そこには、まさしく戦国武将のような毅然とした姿があった。

――本文より

豊臣家を再興させよ。
大坂夏の陣から70年、天下は徳川綱吉の下、泰平の世にあったが、御三家のひとつ紀伊徳川藩で覇権奪還をうかがう者がいた。大番組頭・加納平次右衛門である。彼こそ大坂夏の陣で死んだとされる真田大助の孫・幸真であった。豊臣秀頼とともに炎上する城を逃れた大助は紀州に潜み、虎視眈々とその時を待っていたのだ。ついに豊臣の血を引く若君が誕生。幸真の策略は動き出したのだが、その前に立ちはだかる敵が……。真田一族の悲願は成るのか!?
豪剣、秘剣、忍術が入り乱れる興奮の時代小説!

【著者紹介】
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。'90年に『剣の道殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。その後、孤高の首切り人・野晒し唐十郎の活躍を描いた「鬼哭の剣」シリーズなど、時代小説を発表。緊迫感あふれる剣戟シーンで多くの読者を魅了する。著書に『覇剣 武蔵と柳生兵庫助』『さむらい 死恋の剣』など多数。


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(かえ)らざる道 内田康夫
ISBN4-396-63272-X
渾身の書下ろし長編
旅情あふれる文芸ミステリー誕生!

被害者の消された「故郷」とは!? 男が辿った道を求めて、浅見光彦、三州(さんしゅう)、吉備(きび)、木曾(きそ)へ! 推理の旅から浮上する過去の秘密 行く先も目的も告げず、男は旅立った。二度と帰らない覚悟で―――

〈もう、帰らないと、決めていたが……〉
被害者の遺した謎のメッセージ―――!?
桜の季節、愛知・岐阜県境の奥矢作(おくやはぎ)湖に他殺体が浮かんだ。被害者は業界大手、白陽インテリア会長の瀬戸一弘と判明。瀬戸は、二度と還らないと決めていた過去へ旅立つという手紙を残していた。それは、ずっと隠してきた故郷への旅だったのか? なぜ、いま旅立たなければならなかったのか? 事件の真相を追って、三州(さんしゅう)、吉備(きび)、木曾(きそ)へ、浅見光彦も推理の旅に出た――。


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