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2006年 2月刊3月刊4月刊5月刊6月刊・7月刊・8月刊10月刊12月刊

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静寂の子 谷村志穂
ISBN4-396-63265-7
永遠のテーマに挑む哀しき愛の物語

北国を舞台に、永遠のテーマに挑んだ救済の物語!
夫婦の愛、家族の愛とは?

水難事故をきっかけに、たがいにすれ違いはじめた夫婦。 安らぎを求めるふたりの魂は、どこへ向かうのか?

北海道で自然学習塾Burnsを営む夫婦を襲った水難事故。
積丹の海で塾生の父親である戸田勇が死んだのだ。
ひとり責任を背負い込み孤独を深める靖季。
彼をいたわろうとする妻の百合香。
しかし、かえって心は離れていく。
靖季は遺された戸田の妻・理津子に安らぎを求め、
一方、百合香は不安と孤独を紛らわせるためかつての男のもとを訪れる。
敏感に反応する幼い娘を抱えながら、たがいにすれ違いゆく彼らの魂の行方は…?

【著者紹介】
札幌市生まれ。北海道大学農学部にて動物生態学を専攻する。小説を中心に、紀行、エッセイなどさまざまなジャンルで活躍し、近年、恋愛小説で大きな支持を得る。2003年、『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞。同作は映画化され、ベストセラーとなる。著書に、『カーテン』『アイ・アム・ア・ウーマン』『雀』『白の月』『余命』など多数。


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LOVE or LIKE 石田衣良/中田永一/中村 航
本多孝好/真伏修三/山本幸久
ISBN4-396-63266-5
「好き」と「愛してる」の違いって?
(恋愛アンソロジー オール書下ろし)

男女が出会うと、いろいろな感情が生まれる。気になる、好き、愛しい、せつない……。友だちが恋の対象になるのは、どんなときだろう? 転校生への憧れ、再会した同級生への複雑な感情、文通相手のまだ見ぬ異性へのときめき――。微妙な機微を、6人の実力派男性作家が描く恋愛アンソロジー


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チャイナゲーム 千代田哲雄
ISBN4-396-63267-3
中国投資ブームに警鐘を鳴らすサスペンス巨編
2008年、中国経済、国家体制が同時崩壊!

中国企業へM&Aを仕掛ける伝説の日本人ディーラー
アジア通貨単位ACU創設に賭ける美人官僚
経済自由化を策す上海投資ファンドのトップ
共産党独裁体制の転覆を図る国際財閥のドン
4人のベクトルが交わる時、それは起こった!

この小説は中国株、
人民元崩壊の予兆を大胆に活写した。
――――――評論家宮崎正弘

資源枯渇の危機感に押され、大胆にも中国の国有企業買収に乗りだした日本人経営者は伝説の為替ディーラーの協力を求めた。沸騰する中国経済がM&Aの泥仕合と人民元暴落という未曾有の事態に沈んでいく近未来を舞台に、ヘッジファンドの錬金術師、中国民主活動家の秘密組織、インドのハッカーが複雑に絡み合う緊張の連続劇だが、舞台裏にユダヤVSアングロサクソン大資本の罠と陰謀が周到に用意され、三転四転の大どんでん返し。このスリルと謎と国際金融情報に満ちた傑作を前にすると「ホリエモン」も「村上ファンド」も児戯のたぐいに見えるのである。
――――――評論家宮崎正弘

M&Aアドバイザーの宮川雄也(みやがわゆうや)は、大東化学から中国稀少資源開発公司(コンス)の買収依頼を受けた。
公司はハイテク産業に不可欠なレアアースを生産する国有企業で、外国人が買えない上海A株であった。為替相場で名を馳(は)せた“伝説のディーラー”宮川は、中国人投資ファンドの代表陳(ちん)の協力を得て、公司の経営獲得権に乗り出した。一方、日中印を中心としたアジア共通通貨単位ACU(アキュ)創設を目指す財務省審議官の志村美也子(しむらみやこ)は、宮川の行動に危機感を抱き、牽制に出た。そんな折、中国の携帯端末トップメーカーの華央(かおう)技術公司が、大東化学株の公開買付けを発表、敵対的買収を仕掛けてきた。背後には、政治局の大幹部と中国の経済利権独占を狙(ねら)う国際財閥の影が……。中国崩壊への恐るべきシナリオを大胆な構想で描き出す衝撃の経済サスペンス!

【著者紹介】
東京理科大学理工学部物理学科卒。日本工業新聞を経て時事通信社勤務。経済記者として、証券、金融、為替などを担当。2004年『生餌』で第1回ダイヤモンド経済小説大賞佳作受賞。著書に『破局の舞』『小説 国民収奪税』。1947年愛知県生まれ。


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TENGU
てんぐ
柴田哲孝
ISBN4-396-63268-1
犯人は人間の能力を超えていた!
『下山事件 最後の証言』で話題沸騰!
【日本推理作家協会賞…(評論その他の部門)】
【日本冒険小説協会大賞……(実録賞)】
ダブル受賞作家が種の遺伝子、アメリカの謀略という壮大なミステリーに挑戦!

<その怪物は、人か獣か…>
<頭部の損壊は、凶器を使用したものとは思えない。圧迫による破壊か。頭骨の亀裂と皮下出血の他、筋肉組織の損傷は人間の巨大な手形に一致する。>
<頭蓋骨粉砕骨折。頸骨骨折。右大腿骨骨折。犯人は、右足首を握って振り回し、側頭部を鴨居に激突させて死に至らしめたものと思われる。>
<無数の足跡を発見。長さ38センチ。最大幅約20センチ。足に布のようなものを巻き付けてあったと思われる。その男は少なくとも2メートル以上、体重200キロ以上ということになるが――>
「捜査資料1より」

26年前の捜査資料が、中央通信記者・道平慶一(みちひらけいいち)の目の前にあった。巨大な手で握り潰された頭骨、食いちぎられた顔面など人間業(わざ)とは思えない他殺体の写真。そして、唯一の犯人の物証である体毛。当時はまだなかったDNA解析を行なうと、意外な事実が明らかになる。犯人は、人類にはあり得ない遺伝子を持っていたのだ……。1974年秋、群馬県の寒村で起こった凄惨な連続殺人事件は、いったい何者の仕業だったのか?
 70年代の世界情勢、さらに2001年9.11米同時多発テロ事件にまで連関する壮大なミステリーが今、ルポルタージュの迫真を超える!

【著者紹介】
1957年、東京生まれ。 日本大学芸術学部写真学科中退。 1986〜88年、パリ〜ダカール・ラリーに参戦。 アマゾン秘境に釣行するアウトドア派でもある。 2006年、『下山事件 最後の証言』で日本冒険小説協会大賞(実録賞)と日本推理作家協会賞(評論その他の部門)をダブル受賞する。 著書に『ライスシャワー物語』『たった一瞬の栄光』『KAPPA』『バラマンディ』『オーパ!の遺産』など。


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冬の砦 香納諒一
ISBN4-396-63269-X
凍(い)てつく朝の校庭に全裸で横たわる少女の死体。
怪文書、脅迫、権力闘争……学園は大きく揺れ動いた。
「いい加減にその仮面を脱いだらどうなんだ」
現代社会と人間の心とに潜む
「刃(やいば)」を描くサスペンス巨編。

「雑木林で烏が鳴いた。禍々(まがまが)しい声が、落ち着きを取り戻しかけていた私の心臓を鷲掴(わしづか)みにした。日の出に騒いだ後は静かになっていた小鳥たちもまた、いつの間にかあちこちで清々(すがすが)しい声を響かせていた。身も切るような冬の朝。一日のうちでいちばん空気の澄み渡る時刻。私が最も愛する時間の中で、少女は冷たい死体になって横たわっている。……私は彼女に歩み寄ると、自分の着ていたトレーニングウェアを脱いで裸の躰(からだ)にかけてやった。現場保存の法則からすれば、とんでもないことをしたとの誹(そし)りを受けるだろうが、知ったことではなかった」
(本文より)

凍(い)てつく朝、横浜(よこはま)郊外の高校校庭で女子生徒が全裸死体となって発見された。元警官の桜木(さくらぎ)が真相を追うや、静かな学舎(まなびや)では、教師の学内不倫や生徒の売春を密告する怪文書、用地売却を巡る理事会の軋轢(あつれき)など、黒く濁った泡が浮上する……。
死んだ佳奈(かな)は十年前、家庭内暴力からの避難施設(シェルター)で大量殺人に遭遇していた。惨劇が遺(のこ)した精神の傷と事件の関わりとは。義父への殺人容疑、脅迫、拉致(らち)暴力殺人と続発するトラブルは、誰が何を狙っているのか。そして遊園地廃墟で待ち受ける破局――。現代社会と人間の心とに潜む「刃(やいば)」を描き続ける著者、渾身のサスペンス。

【著者紹介】
1963年、横浜生まれ。早稲田大学卒。出版社勤務の傍ら、91年「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞し、92年に小社刊『時よ夜の海に瞑(ねむ)れ』で長編デビュー。本格派ハードボイルド作家として注目を集め、99年『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞を受賞。著書は『アウトロー』(祥伝社文庫)など多数。


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