s-book.comロゴ
ご利用ガイド よくある質問 お問い合わせ 初めての方
くわしく検索

参加出版社 集英社小学館祥伝社白泉社照林社小プロ
会員登録・変更 注文履歴 バスケット バスケットを見る

2006年 2月刊3月刊4月刊5月刊6月刊7月刊・8月刊・10月刊12月刊

装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編推理小説
夜行快速(ムーンライト)えちご殺人事件
西村京太郎
ISBN4-396-20817-0
十津川シリーズ、最新作!
真夜中を走る列車から、男と女が消えた……
北の街新潟(にいがた)に殺人犯と1千万円を追え!

新宿のパチンコ店社長が殺され、従業員三宅修(みやけおさむ)が現金五百万円とともに消えた。彼は二三時九分発新潟行き快速「ムーンライトえちご」で郷里の長岡(ながおか)に向かったと考えられた。一方、同じ夜行列車から、起業資金一千万円を貯めて帰郷する江見(えみ)はるかも姿を消していた……。真夜中を走る列車から失踪した二人の男女。彼らの行方を追う十津川(とつがわ)警部は、不審な女性五人組の影をつかむが!? やがて震災の傷跡が残る北国の街に浮かび上がった、事件と欲望の構図とは? 国民的人気シリーズ、最新作!

〈著者のことば〉一日の乗降客の数が、日本一といわれる新宿(しんじゅく)駅の重要性が増したためか、この駅を始発駅とする列車が、増えている。東武浅草(とうぶあさくさ)駅から出ている日光(にっこう)行きや、鬼怒川(きぬがわ)温泉行の東武の特急が、新宿駅から出ていたり、今回の夜行快速(ムーンライト)えちごが、真夜中に、新宿駅から出ているのは、その表われだろう。
昔、北へ行く列車、特に夜行列車は、たいてい上野(うえの)から出ていたのに、新宿から、それも深夜に出発するというのも、時代の流れかもしれない。日本一の歓楽街新宿と、北の新潟(にいがた)が、夜を間に入れて、結びつくのだ。誰もが、考えるのは、犯罪であり、犯人だろう。私も、自然に、北へ逃げる犯人の姿を想像した。

【著者紹介】
現在も月1冊のペースで新作を世に問い続け、著作が400点を超す氏は、昭和5年東京に生まれ、38年オール讀物推理小説新人賞を受賞して作家生活に。以後、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞を受賞し、トラベルミステリー・ブームを巻き起こす。平成16年に、多くの作品がTVドラマ化されて親しまれてきた功績で、日本映画テレビプロデューサー協会・エランドール賞特別賞、17年には、長年の活躍に対し、第8回日本ミステリー文学大賞が贈られた。 著書に『十津川警部「故郷」』『十津川警部「子守唄殺人事件」』など多数のベストセラーがあり、神奈川県湯河原(ゆがわら)町の「西村京太郎記念館」やファンクラブ(いずれも本書巻末に案内掲載)など読者交流も盛ん。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編本格歴史推理 書下ろし
親鸞(しんらん)の不在証明
鯨 統一郎
ISBN4-396-20818-9
時空を越えた“大仕掛け”!
因習の村の惨劇が、名僧の真実の姿をあぶりだす――
聖人・親鸞、最大の秘密とは!?

歴史の謎を求め旅する六郎太(ろくろうた)と静(しずか)。親鸞縁(ゆかり)の寺で、浄土真宗(じょうどしんしゅう)中興の祖蓮如(れんにょ)が二人に語ったのは、ある村での陰惨な連続殺人事件だったーー。豪農五条丸(ごじょうまる)家に婿入りした寛八郎(かんぱちろう)。美しい妻・葵(あおい)との、何不自由のない暮らしのはずが、周囲には不穏な空気が漂っていた。奇妙な因習、禍々(まがまが)しい儀式……そこは独自の神を祀(まつ)る異端信仰の村だったのだ。そして惨劇は起こった。使用人が謎の鎧武者(よろいむしゃ)に殺されたのだ。財を狙う盗賊か? 邪教の民(たみ)への警告か? 蓮如が旧家の秘密を暴(あば)く時、六郎太は時代を超えた、もう一つの“大仕掛け”に気づく!

〈著者のことば〉
あなたが見ているものは幻かもしれません。

【著者紹介】
1998年、ミステリー界の話題をさらった『邪馬台国はどこですか?』で衝撃のデビューを飾って以来、奇抜なアイディア、ユーモア溢れる語り口で読者の支持を得ている。特に、あらゆる定説を根底からひっくり返してしまうような、大胆でオリジナリティある歴史推理に定評がある。著書に『金閣寺に密室(ひそかむろ)』『とんち探偵一休さん 謎解き道中』『いろは歌に暗号(かくしごと)』など多数。近著に『オレンジの季節』。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
酩酊(めいてい)作家R・Hを巡るミステリー 書下ろし
出られない五人
蒼井上鷹
ISBN4-396-20819-7
地下の密室にワケあり5人
死体、闖入者(ちんにゅうしゃ)、そして謎のガシャポン…。
やっぱり警察呼ぼうぜ
厭(イヤ)です
『小説推理新人賞』受賞の新鋭が贈る、新感覚ミステリー

東京郊外のビル地下にあるバー〈ざばずば(the bar's bar)〉に集う男女5人。脳溢血(のういっけつ)で急逝(きゅうせい)した愛すべき酔いどれ作家・アール柱野を偲び、彼の馴染(なじ)みの店で一晩語り明かそうという趣旨(しゅし)の会合だった。だが、突如(とつじょ)身元不明の死体が目の前に転がり出たところから、5人に疑心暗鬼(ぎしんあんき)が生じる。殺人犯がこの中にいる!? 翌朝まで鍵をかけられ外に出られぬ密室の中、緊張感は高まっていく。しかし5人には、それぞれ、出るに出られぬ「理由」があったのだ……。ミステリ界期待の大型新人が放つ傑作長編!

[著者のことば]
登場人物たちの秘密と誤解、それにちょっとした偶然が重なって、事件はとんでもない方向へ転がっていきます。
その夜、酒場〈ざばずば〉で何があったかのか。すべてを知るのは、読者(あなた)だけです。

【著者紹介】
1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動開始。短編『キリング・タイム』で第26回(2004年)『小説推理新人賞』(選考委員・森村誠一氏、乃南アサ氏、花村萬月氏)を受賞。2005年には『日本推理作家協会賞・短編部門』の候補に。同年、初の短編集となる『九杯目には早すぎる』刊行。本書は今、ミステリ界で最も将来を嘱望される著者の初めての長編小説である。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
新バイオニック・ソルジャー・シリーズ(3)
新・魔界行
天魔降臨編
菊地秀行
ISBN4-396-20820-0
100万部突破!
大ヒットシリーズ堂々完結!!
生体強化戦士(バイオニック・ソルジャー)・南雲VS“生ける死者”義龍
20年をかけた因縁の対決、最終決着

“反(アンチ)キリスト”の復活にパワー・ラインが関係している!? 操る者は世界を制すといわれるその力をめぐり、漏洩(ろうえい)地点の小諸城址(こもろじょうし)に魔人たちが集結した。南雲秋人(なぐもあきと)を待ち受けていたのは、救世主の再来を名乗るチヂョー派の刺客(しかく)、米軍、そして宿敵・瓜生義龍(うりゅうよしたつ)。だが、義龍はもろとも爆破を試(こころ)みるも、なぜかパワー・ラインは消失した。南雲の体内に未知なる力が? やがて生体強化戦士(バイオニック・ソルジャー)誕生の真の秘密が浮上した…。加速する破局へのカウントダウン。果たして“反キリスト”、ユダの驚愕の正体とは?

〈著者のことば〉
『新・魔界行』は本作をもって終了する。それは同時に『魔界行』シリーズの終焉(しゅうえん)でもある。私がノベルズ界へ討って出たのは、『魔界行(第一次復讐編)』であった(後、〈復讐編〉に改題)。書きたいことは大いにあるが、今はこの一冊をお贈りすることで、全(すべ)てに代えたいと思う。南雲秋人(なぐもあきと)の旅は終わった。これほど凄絶(せいぜつ)な旅は他になかったろう。そして、旅の終わりも。

【著者紹介】
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。85年、斯界を震撼させた『魔界行』三部作が大ヒットし、人気作家の地位を不動のものとする。以後、エンターテインメント小説界を牽引し続けているのは読者周知の通りである。本作は、20年の沈黙を破り復活した、バイオニック・ソルジャー・シリーズ完結編である。『魔界都市ブルース』『魔界医師メフィスト』『吸血鬼ハンター“D”』『妖獣都市』などの人気シリーズのほか、著作は300冊を超える。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
長編新伝奇小説 書下ろし
氷海の狼火(のろし)
魔大陸の鷹シリーズ
赤城 毅
ISBN4-396-20821-9
話題沸騰!「魔大陸の鷹」シリーズ、新展開の第2弾
「北極に針路を取れ――」
叩きつける波濤(はとう)、吹きすさぶ雪嵐(ブリザード)!
地下王国アガルナの“秘密”を求め
剣の快男児、魔の海域に挑む!

北極海に突如新しい島が出現!? 異変は地下王国アガルタの力によるものだ! 碩学大木戸(せきがくおおきど)博士のひと声に、冒険児・伊集院従吾(いじゅういんじゅうご)は、一九二四年、最新鋭艦「黒姫(くろひめ)」に乗り込んだ。危険な金髪美女と爆弾娘、変人学者とともに目指すは極地。だが、氷が支配する海で待っていたのは、新領土獲得を狙う米国の空母、そして海兵隊の凄腕(すごうで)が操縦する戦闘機。かくて、北の果てで大海戦が勃発(ぼっぱつ)する! 海底深くUボートで不気味な動きを見せる鉄仮面の教授(プロフェッサー)、その上に君臨する謎の怪少年……。ますます混迷する秘宝争奪戦の行方は!?

〈著者のことば〉
戦前に、平田晋策(ひらたしんさく)先生が書かれたご著書に『新戦艦高千穂』というのがあります。今でいう仮想戦記みたいな作品で、北極の秘密境を自国の領土とするために、日本とA国B国(ほら、あそことこっちの国ですよ)が艦隊を派遣し、大海戦をくりひろげるというものでした。まあ、日本はあくまで正しく、A国B国はとことん卑劣で野蛮と、当時の常識(?)を守った快作で、昔、その復刻版を読んだ私は、すっかり虜(とりこ)になってしまったものです。で、今回は『新戦艦高千穂』にオマージュを捧(ささ)げようと、「新巡洋艦黒姫」を出したわけですが……そこは私のこと、空母や潜水艦、怪物入り乱れての怪作になってしまいました。平田先生ごめんなさい。

【著者紹介】
伝統的冒険ロマン「魔大陸の鷹」は、前作『熱沙奇巌城(ねっさきがんじょう)』で新展開に入った。大正浪漫(ろまん)の時代を舞台に、米ロ列強、怪人、魔人が入り乱れ、幻の地下王国アガルタの「秘宝」争奪戦を繰り広げるという破天荒なストーリー。田中芳樹(たなかよしき)、荒俣宏(あらまたひろし)、京極夏彦(きょうごくなつひこ)の各氏が瞠目(どうもく)した1998年のデビュー作は、面白さをパワーアップして復活したと評判になった。新ダーク・サイド・ヒーローを誕生させた『猫子爵冒険譚』シリーズや『帝都探偵物語』シリーズなど、傑作エンターテインメントを続々発表、いま最も勢いのある気悦である。作品に『贋作遊戯』他多数。1961年東京生まれ。立教大学卒。


装丁写真をクリックするとご購入画面がご覧になれます。
棟居刑事の
一千万人の完全犯罪
森村誠一
ISBN4-396-63270-3
車の接触事故を目撃した女。
婚約者が失踪した女。
過去を失った男と二人の女の交錯の先は…
現代の暗部をえぐりだすサスペンス推理

兵藤は自分の失われた過去が尋常ではないことを悟った。兵藤は一対三でプロを制圧する能力を持っている。本来の闘争本能に加えて、鍛え上げられた技を身につけている。チンピラグループを叩きのめしたときもそうであったが、三人の襲撃者を撃退したとき、兵藤は全身に突き上げるような衝動をおぼえていた。それは紛れもなく殺意であった。
(本文より)

兵藤(ひょうどう)は、過去を消し別の人間として再生させる“生かし屋”だったが、自らの過去も失っていた。ある日、兵藤は暴漢から上月(こうづき)エリを救い自宅に匿(かくま)うが、何者かの襲撃を受けた。犯行は暴力団山(やま)ノ内(うち)組の仕業(しわざ)と判明、襲われた理由もエリが目撃した交通事故に関係することが判った。そんな折、エリと勘違いされて襲われ、兵藤が救った葉月(はづき)ゆりの元婚約者が秩父(ちちぶ)山中で死体となって発見された。容疑者としてゆりが同居中の大杉(おおすぎ)が逮捕された。ゆりの依頼で兵藤は、大杉の無実を晴らすべく全力を傾けるが……。やがて、兵藤の失われた過去の秘密と“生かし屋”組織の闇が浮上した! 棟居(むねすえ)刑事が現代の暗部をえぐりだすシリーズ最高傑作!

【著者紹介】
青山学院大学卒業後、9年間のホテルマン生活を経て作家活動に入る。『高層の死角』第15回江戸川乱歩賞受賞、『腐蝕の構造』第26回日本推理作家協会賞受賞、『人間の証明』第3回角川小説賞受賞、『悪魔の飽食』『野生の証明』など数多くのベストセラー作品を発表した。2004年には作家生活40周年を迎え、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。近年は、写真俳句の普及にも力を注いでいる。1993年埼玉県生まれ。


祥伝社のトップページへ戻る All rights reserved by SHODENSHA