生きる資格がない者などいない 本書は人生への真摯(しんし)な応援歌である 西村京太郎 [第5回湯河原文学賞受賞作]
そもそも人間に『生きる資格』など必要ないのだ。すべての人間が、いやすべての生物が、この世に生を受けたその時から『生かされて』いるのだ。だからこそ命ある限り生きていかねばならないのだ。そのことに気づいた私は、たとえこの先も長く苦しい闘病生活が待っているとしても、もう自殺を考えることはないだろう。 ――本文より
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